土曜のTOP10トライアルは波乱の幕開けとなった。
予選前のフリー走行終了間際に突然雨が降り出し、すぐに小康状態となったもののTOP10トライアルは走行順によってコースコンディションがイコールではなくなる恐れがあり急遽タイムプラクティスへと変更になった。
前日の公式予選でのタイムの遅かったライダー10台がまず走行、トップを奪ったのはF.C.C TSR Hondaの伊藤真一選手。
10分のインターバルを経て公式予選の速かったライダー10台によるタイムプラクティスではヨシムラSUZUKIRacingTeamの加賀山選手が伊藤選手のタイムを上回る2'08.001をたたき出し見事ポールポジションを獲得した。
ポールポジションを獲得したヨシムラSUZUKIRacingTeamの加賀山選手は
「ウィーク中に雨が降ったりでなかなかマシンのセッティングが出来ず、走る時間も少なくなってしまったけど、チームも他のライダーも自分の時間が少なくなってでも僕にセッティングを託してくれた。その気持ちにこたえる為にもしっかり決勝のアベレージが稼げるバイクを作れる様に頑張りました」と難しいコンディションの中で見事PPを獲得し明日の決勝に向けてまずはホッとした様子だった。