7月16日、フォーミュラ・ニッポンの2011シーズン第3戦が富士スピードウェイで開幕した。
午前と午後に1回ずつフリー走行が行われる土曜日。現地の富士スピードウェイは雲ひとつない快晴となり、コースサイドから富士山も綺麗に見ることができる。
また世間では3連休の初日ということもあり、会場には朝早くから熱心なモータースポーツファンがグランドスタンドに集まっている。
今回の第3戦は、通常は土曜午後に行っている予選を、日曜の朝に行い、1日で予選・決勝を行う「1Dayレース方式」が採用されている。
そのため、いつも以上に予選から決勝レースへの時間が短いため、各チーム・ドライバーともにマシンセッティングの見直しや、レース戦略の組み立てなどで「短時間での判断力」が求められる1戦になる事が予想される。
その中で注目が集まるのが、現在ポイントランキングで首位に立つ中嶋一貴(ペトロナス・トムス)。富士スピードウェイでは、全日本F3やF1でも走りなれている富士スピードウェイで、前回オートポリスに続く2連勝を狙う。
その一貴の快進撃に待ったをかけるべく、2010王者のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)や小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、また開幕戦で優勝を飾ったアンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)の走りにも注目が集まる。
そして、今回はレース以外のイベントも見どころが満載。
明日の17日は現在インディカーシリーズ(米国)で活躍中の佐藤琢磨が来場、トークショーなどのファンイベントに参加する予定だ。
また、フォーミュラ・ニッポンの決勝レース終了後には「東日本復興応援ライブ」がホームストレート上で開催されSHOW-YAやVAN HEYSAN、EARTH SHAKERらがチャリティーライブを行う。
なお、今日のフリー走行の日程は、1回目/9:15~9:55、2回目/13:45~14:45で行われる。
『記事:吉田 知弘』