フォーミュラニッポンの予選に先立ち、2輪レースのJSB1000の予選が10時40分から行われ、昨年のシリーズチャンピオンである秋吉耕佑がポールポジションを獲得した。
フォーミュラニッポン同様にノックアウト方式の予選となったJSB1000。Q1から他を圧倒する速さを見せ付けていた秋吉。しかし最終のQ3になると高橋、加賀山などのライバルたちが、打倒秋吉を言わんばかりにトップタイムに迫る走りをみせるが、最後は秋吉は意地でタイムを更新し、2位加賀山とは0.013秒差の大僅差でポールポジションを獲得した。
3位は昨年の鈴鹿8耐を制したムサシの高橋。こちらもトップ秋吉とは0.092秒差と、あと一歩だった。
また、東日本大震災で自身も被災し、被災者に元気を届けるために、緊急参戦を決めた伊藤真一も、Q1から果敢な走りを見せ、最終的には0.165秒差の4位となった。
このトップ4人が0.2秒以内にひしめく大バトルの予選となった。
秋吉が有利ではないか?という予想が大半だったJSB1000だが、明日の決勝レースは、最後の最後まで誰が勝つか分からないレースが期待される。
[13/1000秒で開幕戦PPを獲得した秋吉耕佑(撮影:SHIGE)]
◆ポールポジションコメント◆
1秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)
「予想以上に接戦になり、皆速かったので、明日は予選以上に気を引き締めて走らなければいけないなと感じました。明日も、今日と同じような天気になると思うので、精一杯頑張って良いレースができればと思います。」
『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』