フォーミュラニッポンのレースが終了した45分後、今後はGT300の第2レースが行われた。
今回のGTでは特別戦ルールでドライバー交替は禁止。そのため今回の第2レースのドライバーは、昨日の第1レースで走っていないドライバーが担当する事になる。
第2レースのポールポジションはARTAガライヤの新田守男、2位はマッハ号408Rの黒澤を筆頭にレースがスタートしていく。
もう一つの特別戦ルールとして昨日から設けられているスタンディングスタート。普段とは違う方式のスタートが影響し、なんと1位ガライヤ、2位マッハ号の2台がフライングをしてしまい、ドライブするーペナルティを受ける。
これにより2台は後退。替わって1位にたったのは46号車のMOLA Z横溝直輝、2位にはトミカZの柳田真孝のフェアレディZによるトップ争いが白熱する。
しかし、レース後半になって、少しずつZ2台の後ろにフェラーリF430が近づいてきた。昨日の第1レースを制した11号車。今回のドライバーは田中哲也だ。
少しずつ間隔を詰め、17周目の1コーナーで2位に浮上、そして18周目に1位に上がっていた3号車柳田を1コーナーで追い抜き、ついにトップに立った。
実は昨日の第1レースでも、レース後半に平中がトップ争いに追いつき、最後の最後で逆転し、優勝を飾った。その事について平中は「ダンロップタイヤは温まりが悪く、前半は苦労した。でもレース後半に上手くタイヤが機能し、トップに立てた」とコメントしていた。
まさに同じ展開で1位を奪った田中。さらにフェラーリが得意としているストレートスピードを利用し、Z2台を抜き去っていった。
こうして、2レース共にフェラーリが勝利を収め、GT300部門「JAFグランプリ」を獲得する事になった。
スーパーGT(GT300クラス):決勝第2レース
レース結果
1位:No.11田中哲也「JIM GAINER DIXCEL DUNLOP F430」
2位:No.3柳田真孝「TOMIKA Z」
3位:No.46横溝直輝「アップスタートMOLA Z」
『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』
未承認 2011年01月28日(金)08時10分 編集・削除
管理者に承認されるまで内容は表示されません。