2年目の新生フォーミュラ・ニッポンは小暮卓史が1分38秒618と驚異的なタイムを記録!
トップタイムを叩き出した小暮卓史の走り
2010モータースポーツファン感謝デーの翌3月8日(月)から2日間の日程でフォーミュラ・ニッポンの合同テストが行われ、参戦予定の15台(昨年のチャンピオンのL・デュバルは海外でのマシンテストのため、代わりにR・ライアンがテスト走行を担当)が参加した。
フォーミュラ・ニッポンのマシンは昨年シャシーが一新、エンジンもトヨタ・Hondaが供給するV型8気筒3400ccエンジンを搭載し速さが増したが、2年目となり成熟したマシンはさらに速さを発揮。早い段階で2007年の第9戦公式予選で小暮卓史(ナカジマ・レーシング)が記録した1分40秒510のコースレコードを上回り、最終的には小暮が自身のコースレコードより約2秒近く速い1分38秒618を記録した。2番手以降も石浦宏明(チーム・ルマン)、塚越広大(HFDPレーシング)、A・ロッテラー(ペトロナス・チーム・トムス)、伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンデライアン・レーシング)までが1分38秒台、ルーキーの山本尚貴(ナカジマ・レーシング)、J・P・デ・オリベイラ(チーム・インパル)、R・ライアン(ドコモ・チーム・ダンデライアン・レーシング)、平手晃平(チーム・インパル)、大島和也(ペトロナス・チーム・トムス)までが1分39秒台、そして11番手のK・コッツォリーノまでがコースレコードを上回るタイムを記録。多くのマシンが一気に速さを増し、これまでに経験したことのない領域へと入ってきた。
トップタイムを記録した小暮は「38秒台を出した他のマシンもどんな状態で走っているかわからないので、油断はできない。開幕戦に向けてもっと車を良くしなければならない」と、トップタイムでもまだ満足していない様子だった。
この合同テストは9日(火)も引き続き開催。そして2010年シーズン公式レースは2輪ロードレースJSB1000と同日開催となる「鈴鹿2&4レース(4月18日決勝)」で開幕する。
[記事・写真:鈴鹿サーキット]