優勝 ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
「今朝のフリー走行の時に初めて満タンで走ったが、そんなに満足な形ではなかった。同様にタイヤの摩耗状況を知りたくて両方テストしてみた。ウォームアップ走行ではいいセッティングが見つからず、温まったタイヤからでなく冷たいタイヤからレースをスタートした。序盤はクルマもタイヤもよく分からないので、なるべくおとなしめで走って周りの様子を伺っていこうと思っていた。様子を見ていると周りも皆同じような状況だったのが分かったので、ピットインする前に今プッシュしたらピットインした後に良い位置に出られるだろうと思った。原因は分からなかったが、マシンの調子がおかしくなってしまい、ストレートで真っ直ぐクルマを走らせることができなくなり、様子が分からないのが怖くなってチームにも無線で『もしかしたら完走できないかも』と言ったが、レースに支障をきたすことの程でないことが分かったのと、コーナーでは問題なかったのでストレートだけ気をつけて走った。2年ぶりに優勝してとても嬉しい。ポデュウムでも泣きそうになったくらい幸せ。「気持ちいい(日本語で)」
2位 伊沢 拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「いいスタートを切れた。クラッチトラブルを抱えていてスタートできないかと思っていた。トップになってからかなりプッシュをしてギャップを広げていこうとしたが、ブノワに抜かれてしまって、彼が速くてなかなか追い付いていけなかった。それはまだまだ勉強不足。富士で表彰台に昇るのが初めてなので個人的には嬉しいが、勝てるレースだったのでチームには申し訳ない。オーバーテイクシステムはダンゴ状態になると有効かもしれないが、後ろで光っているのが分かるので気になる。そういう点では面白いかもしれない」
3位 平手 晃平(ahead TEAM IMPUL)
「スタートが悪かったのが、レースを全部ダメにしてしまった。最初のフォーメーションの時にタイヤを持たせようとセッティングしたのが裏目に出てしまった。ラップタイムはコンスタントに良いタイムだったが、結果的にニュータイヤを履いてすぐはタイムがいまいち伸びなかったので離されてしまい、後半追い付いたが苦しいレースをだった。ピットアウト後は経験のあるブノワには劣るので譲ったが、もっと自分も勉強してアウトラップでタイヤを温める練習をしたらもっと良い結果になったはず。(OBTについて)効果的が疑問。フラッシュしないようにした方が他のドライバーには分からないので、面白くなると思う