9時30分、土曜フリー走行とともに2009年フォーミュラニッポンが開幕した。
今年のマシンはアメリカのスウィフト社「ＦＮ０９」のワンメイク、エンジンも昨年までの3ℓから3.4ℓのV8になり1エンジン4レースで使用することになっている。
そして、今年の一番の注目は「オーバーテイクシステム」。
レース中に使用できる回数は5回。ボタンを押すと一定時間エンジンの制限回転数が400rpm上がり、10700rpmに到達するというもの。 ドライバーの頭上にある5つのLEDで、システムの使用や残り回数が分かるようになっている。観客席やテレビ画面からチェックするのも愉しみのひとつとなるだろう。

この富士スピードウェイでは、ストレートで使用するのが有効と言われている。開幕戦では初めての実践ということもあって、ぜひ注目したい。

3連覇を狙う王者・松田次生、4年ぶりフル参戦を果たしたリチャード・ライアンほかベテラン勢に加え、国本京佑、塚越広大、大嶋和也という精鋭揃いのルーキー達が繰り広げるバトルから目が離せない。 フリー走行の結果は、松田、平手晃平のIMPUL勢が僅差で1,2番手タイムを出し、ロッテラーが0.198秒差で続いた。 ノックダウン方式の公式予選1回目は、13時45分から開始される。