SUPER GT(GT500クラス)に参戦するチーム国光が2012シーズンの体制発表を行った。
東京オートサロン会場内のRAYBRIGブースで行われた発表会。通常、チームの体制発表はプレス関係者のみを招待して行われるケースが多いが、今回は一般公開が行われているRAYBRIGブースで、多くのGTファンが見守る中で発表が行われた。
注目のドライバーは、昨年に引き続き伊沢拓也と山本尚貴を起用。このコンビでGT500を戦うのは3年目になる。
レーシングスーツ姿で登場した伊沢と山本、そして高橋監督は駆けつけた多くのファンにお礼を言うとともに今シーズンの意気込みを語った。
高橋国光監督
「いつもファンや関係者の皆様に“結果”という形で御礼を伝えたいのですが、ここまではベストなお礼が出来ていません。今年も、この2名のドライバーとともに戦います。皆様の応援をパワーにしてスポンサーのスタンレー電気(RAYBRIG)様に喜んでもらえるような結果を出したいと思います。今年も応援をよろしくお願い致します。」
伊沢拓也選手
「昨年、やっと結果が少しずつ出てきました。これだけでは満足せず、今年はシリーズ戦でも勝って、山本選手と一緒に表彰台に上りたいと思います。」
「課題は特にないです。昨年は上手くいかない時もありましたが、皆で一緒に頑張ってきた結果が最後(JAFGP)に出たと思っていますので、今年は間違いなくいけると思います。」
山本尚貴選手
「GT500に参戦して3年目なので、今年はなんとしても結果を残したいと思っています。昨年はリタイヤなど取りこぼしが多かったので、今年はチャンピオンも視野に入れて、しっかり毎戦走って、とにかく早く勝ちたいです。特に昨年のJAFGPでは伊沢選手が優勝して嬉しかったのですが、表彰台の下で見ているのは寂しかったので、今年は一緒に表彰台の高いところに上りたいです。」
昨年は第1戦岡山で2位表彰台があったものの、その後は不運もあり結果が残らず、シーズン結果は9位。しかし特別戦のJAFGP FUJI SPRINT CUPの第2レースで伊沢拓也が見事優勝を飾った。
そして、同じ伊沢/山本組で迎える3シーズン目。ドライバーのコンビネーションだけでなくチーム全体として連携がとれ、ひとつにまとまっているチーム国光。今季は開幕戦から優勝候補に名乗りを挙げてくるかもしれない。
『記事:吉田 知弘』