観戦塾 観戦塾 観戦塾
RSS MORTOR SPORTS KANSENZYUKU PODCAST flickr YouTube Facebook Follow Me MOBILE サイトマップ お問い合わせ

記事一覧

トップ > 4輪情報

【JAFGP】GT500第1レース決勝:王者ロニーがポールトゥウィン、脇阪寿一が10台抜きで3位表彰台

GT300の決勝に引き続き、この日はGT500の決勝第1レースも行われた。GT300同様にドライバー交代なしの22周勝負で行われた。

スタートからポールポジションのロニー・クインタレッリ(SRoad MOLA GT-R)が好発進トップで1コーナーを駆け抜けると、徐々に後続を引き離し、シリーズ戦から続く好調ぶりをアピールした。一方、2位スタートの大嶋和也(ENEOS SUSTIN SC430)がペースが上がらず後退していくなか、午前中のフォーミュラニッポン予選でポールポジションを獲得したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が2位に浮上すると、少しずつペースを上げ、クインタレッリに接近。15周目に追いつき、今季5勝挙げた日産GT-R勢同士デッドヒートが始まった。
必死に逃げるクインタレッリを必死で追いかけるオリベイラ。GT500クラスならではの緊迫した限界ギリギリのバトルが展開され、スタンドのファンも2人のバトルに釘付けになる。

トップ争いがGT-R同士で白熱している中、3位のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SC430)に4位脇阪寿一(D'STATION KeePer SC430)が急接近。先日のモータースポーツジャパン2011で「アンドレと勝負がしたくて、自分も土曜日(第1レース)にエントリーしました!」と、昨年までのチームメイト同士の直接対決を望んでいた脇阪。その願いが実現し、トップ争い以上に白熱する3位争いが始まった。

 

どのコーナーなど関係なく、チャンスがあれば攻めていく脇阪に対し、逃げるロッテラーもタイヤが消耗した厳しい状況の中で、フェアに応戦。終盤の数周はスタンドからも拍手が沸き起こるなど、サーキット全体が元チームメイト同士のバトルに注目した。
2人のバトルは最終ラップまで続き、残り半周のヘアピンで出来たわずかなチャンスを掴んだ脇阪が3位を奪取。13位スタートから怒涛の10台抜きで、嬉しい今季初表彰台を獲得した。

また優勝争いは、最後までトップを守り続けたロニー・クインタレッリが優勝。2位がオリベイラとなった。

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】GT300第1レース決勝:最終コーナーでの大逆転バトルの末、谷口が優勝!

午後に入り、いよいよJAFGP最初の決勝レース、GT300クラス第1レースが始まった。

今回は、シリーズ戦とは異なりGT500・GT300を別々に開催。さらに土日の2レース制して、それぞれのドライバーが各レースを担当。レース中のドライバー交代は禁止という特別戦ルールで22周のガチンコ勝負がスタートした。

第1レースのポールポジションは平中克幸(JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458)、2位に谷口信輝(初音ミク グッドスマイルBMW)というチャンピオン争いをした2台がフロントローに並び、注目が集まった。
グリッドに静止した状態からスタンディングスタートを切った18台のGT300マシン。好スタートを切った谷口が1位で1コーナーを通過していく。一方、トップを奪われた平中はペースが上がらず、後方へ沈んでいってしまう。
平中の変わりに上位に上がってきたのが、3位スタートの藤井誠暢(HANKOOK PORSCHE)が2位に浮上、3位争いは関口雄飛(JLOCランボルギーニRG-3)、佐々木孝太(R&D SPORTS LEGACY B4)、平中克幸(JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458)を中心に毎周激しいバトルが展開され、6周目にはプリウスコーナー手前で3ワイドになるなど、JAFGPならではのガチンコ勝負が繰り広げられる。

しかし、スプリントレースで頑張りすぎた佐々木が、タイヤの消耗が進み緊急のタイヤ交換となるなど、明暗が分かれる3位争いとなった。後続のマシン同士がバトルをしている間に、トップの谷口は2位以下を7秒以上引き離す独走態勢を築く。

このまま、シリーズ戦同様に谷口の独走優勝が確実かと思われたレース終盤、こちらもタイヤの消耗が原因でペースが落ち始める。一方追いかける側の2位藤井も、初音ミク号攻略に向け、必死にペースを上げ、ついに最終ラップで7秒あった差がゼロに。そして最終ラップの最終コーナーで藤井が逆転を果たし、最後の長いメインストレートに帰ってきたが、直線スピードには自信がある初音ミクBMW Z4、そしてグランドスタンドで応援する個人スポンサーの方々の力にも後押しされ、チェッカー直前で谷口が再逆転を果たし、第1レース優勝。

まさに、スプリントレースならではの、最後の最後まで分からない大激戦となった。
レース後、パルクフェルメに帰ってきた谷口は、「ソフト側のタイヤを選択して、労わりながら走って最後まで持たせる作戦だったのですが、最後はギリギリでした。」と、ホッとした表情を見せていた。

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】JAFGPでもピットウォークが実現!大盛況のお昼休み

フォーミュラニッポンの予選が終わると、お昼休みの時間を利用して、ピットウォークが行われた。SUPER GTとフォーミュラニッポンを同日に行う関係上、どうしても過密なスケジュールになり、ピットウォークの時間がとれなかったが、ファンの要望に応え、今年はピットウォークが実現した。

今回は参戦チームも多いため、ピットロードにドライバーが集合、メインストレート上にレースクイーンが集合するSUPER GT形式でのピットウォークとなり、ピットロードを埋め尽くすほどのファンが参加。大盛況となった。

ドライバー達も忙しい時間の合間をぬって、ガレージ前に登場。ファン一人一人に丁寧にサインを行い、記念撮影にも笑顔で応じていた。

メインストレート上では、恒例のレースクイーン撮影会。ただ、いつもSUPER GTを観に来ていないファンや、初めてピットウォークに参加するファンも多く、興味津々に撮影エリアを覗き込むファンも多かった。

約45分間のピットウォークはあっという間に終了。
明日も午前8時から行われる予定だ。

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】フォーミュラニッポン予選:J・P・デ・オリベイラがポールポジション獲得

早朝のSUPER GT予選に引き続き、10時15分からはフォーミュラニッポンの公式予選が行われた。
今回の予選では、1周ラップタイムで決まった順位に与えられるポイントと、メインストレート終わりの最高スピードの順位で与えられるポイントの合算で決勝グリッドが決められる。

さらに通常のノックアウト方式ではなく、2011年間ランキングの下位のドライバーから順に1台ずつアタックをするスーパーラップ方式が採用され、シリーズ戦同様に0.001秒を争うタイムアタック合戦が始まった。
まず最初に登場したのはNo.18 SGCbyKCMGの松田次生。いつもはアレキサンドレ・インペラトーリがドライブしているが、海外の別レース参戦のため、今回は松田がステアリングを握り、1分26秒936を記録。その後、ルーキーや若手が松田のタイムに挑戦するも、更新することは出来ない。そんな中、6番目に出走したNo.33国本雄資(Projectμ/cerumo/INGING)が307.342km/hの最高スピードをマーク。これがスピード部門での最速となった。

中盤になると、ストレートよりもコーナー区間を重視した走りを見せたNo.40伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION)が1分26秒105でトップタイムを更新。その後ライバルのNo.8石浦宏明(TEAM KYGNUS SUNOCO)、No.7大嶋和也(TEAM LeMans)、No.41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)がタイム更新を狙うものの、わずかに及ばない。

そして、終盤は2011ランキングのトップ3が登場。まずは2010年王者のNo.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がスピード部門3位の305.516km/hを記録すると、コーナー区間も上手くまとめ1分25秒756を記録。一気にトップに踊り出る。ラスト2人はシリーズ戦で圧倒的な強さと速さを見せ付けたPETRONAS TEAM TOM'Sの中嶋一貴とアンドレ・ロッテラーが登場。しかし、オリベイラの最高スピードとタイムを上回る事が出来ず、結局オリベイラがタイム部門1位(20ポイント)、スピード部門3位(18ポイント)の合計38ポイントでポールポジションを獲得した。

2位にはタイム部門7位、スピード部門4位の中嶋一貴、3位は石浦宏明が入った。

■2011JAFGPフォーミュラニッポン:予選結果■
1位:No.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
1分25秒756、305.516km/h 38ポイント
2位:No.37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
1分26秒471、304.654km/h 31ポイント
3位:No.8石浦宏明(TEAM KYGNUS SUNOCO)
1分26秒297、302.098km/h 30ポイント
4位:No.33国本雄資(Projectμ/cerumo/INGING)
1分37秒043、307.342km/h 30ポイント
5位:No.7大嶋和也(TEAM LeMans)
1分26秒113、300,334km/h 29ポイント

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】グランドスタンドではオープニングセレモニーが行われ、お祭りムード全開!

SUPER GTとサポートレースの予選が終わった富士スピードウェイのメインストレート上では、オープニングセレモニーが行われ、出走するSUPER GTとフォーミュラニッポンのドライバー・チームスタッフが整列。今季最後にして最大の国内モータースポーツイベントが改めて幕を開けた。

 

今年もJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでは、ドライバーの出身地別に「東軍」「西軍」に分けてチーム・メーカーの枠を超えて戦う『東西対抗戦』が行われる。このイベントではファンも場内で販売している応援マフラータオルを購入したり、東西応援グルメを買うことで、そのポイントが対象の軍に追加され、最終結果に大きく左右する。

今年も東軍は本山哲(No.23MOTUL AUTECH GT-R)、西軍は脇阪寿一(No.35D'STATION KeePer SC430)が務め、さらに応援団長として東軍は織戸学(リール ランボルギーニRG-3)、西軍は谷口信輝(No.4初音ミク グッドスマイルBMW)が、ファンを盛り上げる。

オープニングセレモニーで、それぞれファンに向けて挨拶をした。

東軍応援団長:織戸学
「皆さんおはようございます!今日は東のお膝元である富士スピードウェイに、ようこそお越しくださいました!今年も東軍が勝てるように赤色のタオルを買って、東軍のグルメを食べて、東軍のドライバーを応援してください!」

西軍応援団長:谷口信輝
「今週末は、“東に住んでいるから・・・”というのはナシにして、是非西軍を応援してください!皆さんが応援してくれて西軍が勝てば、限定バッヂももらえます!是非、青色のタオルを購入していただき、西軍のどんぶりも2~3杯食べてもらって、西軍への応援をよろしくお願いします!」

東軍キャプテン:本山哲
「今日は富士スピードウェイのお越しいただき、ありがとうございます。今日のような晴天でレースができるので、ドライバー達も楽しみにしています。今回は様々なイベントが用意されており、特に東西対抗戦ではファンの皆さんと一緒になってドライバーたちが勝負をし、勝敗が決まります。是非、東西対抗戦に参加していただいて、たくさん楽しんでいってください!」

西軍キャプテン:脇阪寿一
「富士スプリントカップでは、色んなグッズを購入して、東西グルメを食べていただくなど、ファンも一緒になって戦う参加型モータースポーツです。どんどん参加してください。そして昨年は自分がキャプテンを務めながら、西軍が負けてしまいました。今年は頑張って勝ちますので、応援をよろしくお願いします!そして、大いに盛り上がって、楽しんでいってください!」

いよいよ、本格的に幕が上がった2011年のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。まずは1台ずつが出走するフォーミュラニッポンの公式予選が始まる。

『記事:吉田 知弘』