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【F1】キミ・ライコネン、ロータス・ルノーGPからのF1復帰が正式決定!

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今季のコンストラクターズランキングを5位で終えたロータス・ルノーGPは29日、キミ・ライコネンが2012年からF1に同チームから復帰する事を正式に発表した。

フィンランド出身のライコネンは2007年のワールドチャンピオン(当時フェラーリ)ドライバー。日本にも彼の熱狂的なファンが多い事で有名だったが、2009年を持ってF1を離れ2010・2011年はWRC(世界ラリー選手権)に挑戦をしていた。

しかし、F1復帰に関して強い関心を示しており、ルノー以外のチームとの交渉に関する噂も流れていた中での正式決定となった。
ルノーとは2年契約との事。今回のF1復帰についてライコネンは「F1復帰の機会を与えてくれたロータス・ルノーGPに感謝したい。WRCへの参戦は僕自身にとって有意義な事だったが、F1にもう一度挑戦したい気持ちが強くなっていたことも確かだった。今は、このチームのグリッドポジションを前に進めていく重要な役割を就けることを楽しみにしている。」とコメント。

これにより、来季のF1はライコネンを含め6人のワールドチャンピオン経験者が参戦する予定となり、今年以上に見どころの多いシーズンになりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

FN合同テスト(ルーキーテスト)が11/28・29に富士スピードウェイで開催

フォーミュラニッポンを運営する日本レースプロモーション株式会社(JRP)は、11月28日(月)・29日(火)に、富士スピードウェイ(静岡県)で今年3回目となる公式合同テストを開催する事を公式ホームページで発表した。

フォーミュラニッポン公式サイト
http://www.f-nippon.co.jp/fnap/app/NList_h.dll

毎年、シーズン終わりの11月下旬に来季からFN参戦を目指す若手ドライバーを対象にした「ルーキーテスト」が行われており、今回もルーキードライバーを中心にテストが行われる予定。また、今季から実戦投入に向けてテストを重ねている「システムE」のテストも、この2日間で行われる予定だ。

■合同テスト:タイムスケジュール■
11月28日(月)/13:00~16:00
11月29日(火)/(午前)10:00~12:00、(午後)13:30~15:30
※参加チーム・ドライバーは未定。
※タイムスケジュールは変更になる可能性あり

富士スピードウェイホームページ
http://www.fsw.tv/index.html

また、この合同テストは一般の方も入場して観覧が可能となっている(チケット内容など詳細未定)。将来活躍する新規ドライバーを発掘するためにも、そして来年のフォーミュラニッポンの勢力図を占う意味でも、注目の2日間となりそうだ。

『記事:吉田 知弘』

来季のSUPER GTはさらに面白くなる!?GT300の規定変更に海外展開も視野に

JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPが行われた13日(日)、富士スピードウェイでSUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションの坂東正明会長が定例記者会見を行った。
今回の定例会見では、以前から各メーカー・チームと協議が続けられてきた「来季以降のGT300車両レギュレーション」を中心に、来季のSUPER GTの方針についていくつかの発表があった。

■GT300クラスの車両レギュレーション変更■
現在は、紫電、ガライヤ、カローラアクシオ、レガシィB4など国内メーカーが開発した「JAF-GT車両」と、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェといった強豪海外マシンの「FIA-GT3車両」の2種類のマシンが混在している。

今季までは性能面で圧倒的に上回るFIA-GT3車両を、JAF-GT車両の性能レベルに合わせ込む(FIA-GT3車両の性能に制限をかける)という方針だったが、来季の2012年以降は逆にFIA-GT3車両の性能レベルを基準にし、JAF-GT(GT300)車両のレベルアップを許可するとのこと。

これについて坂東会長は「GT300のポテンシャルアップをすることで国内メーカーの開発者に対して門戸を広げられるようにしたい」とコメントした。
これにより、今まで以上にGT500とGT300の性能差がなくなることになり、今までとは異なったSUPER GTの「2クラス混走レース」が展開されていく事になるだろう。

来季の全体的な規定変更点についても検討段階の項目がいくつか発表され、2日間で使用できるタイヤ本数制限を1セット減らす他、今まではスーパーラップ方式が中心で行われてきたSUPER GTの予選だが、来季以降は「2人のドライバーにスポットライトが当たるように」ということで、ノックアウト方式など、予選フォーマットの変更も検討されているとの事だ。

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[来季のSUPER GTの計画について発表する坂東会長]

■2013年以降に海外進出の予定■
これまで国内の各サーキットとマレーシアのセパンサーキットで開催されてきたSUPER GTだが、2013年以降は積極的に東南アジアを中心に海外進出をしていく方針である事を坂東会長は明らかにした。
「まずは来月韓国のコリアンインターナショナルサーキットで2013年からの開催に向けた仮調印を行ってきます。その他にも中国のズーハイなど、2013年以降の東南アジアを中心とした海外でのSUPER GT開催も現実的になり始めています。」

またSUPER GTというカテゴリーを東南アジアでの統一車両規則として、各国で同じルールでシリーズ戦をそれぞれ開催していく方向で、東南アジア各国のプロモーターにも働きかけを行っているとの事。各国で「SUPER GTシリーズ」を開催し、それぞれのチャンピオンが最後に集まってチャンピオン戦を行うという構想もあるとの事。

これについては、各国のプロモーターとの交渉も絡んでくるため、実現には数年かかる見込みだか、日本から発進した「SUPER GT」というカテゴリーがアジア全体での最高峰GT選手権に発展していく日も近いようだ。

■SUBARUが来季に新型マシン投入予定■
来季のSUPER GTの話題に関連して、定例会見の場でスバルのレーシングカー開発に携わるSTI(スバルテクニカルインターナショナル株式会社)が、富士重工業とトヨタ自動車で共同開発中の新型小型FRスポーツカー「SUBARU BRZ」をベースにしたレーシングカーを製作中であることを発表。そして、このBRZのレーシングカーで2012年のSUPER GT(GT300)クラスに参戦する計画中にあることが発表された。

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[今季参戦していたNo.62R&D SPORTS LEGACY B4(佐々木孝太/山野哲也)]

スバルはレガシィB4で2009年から参戦。今季はシリーズ戦で2勝し、GT300クラスランキング4位に輝いた。
そのレガシィB4で培ってきた「BOXER・FR」のノウハウを注ぎ込み、R&D SPORTとともに2012年は新型マシン「SUBARU BRZ」を投入する。

今季のシリーズ戦や、先日の富士スプリントカップでの強豪の海外GT勢と真っ向勝負を挑んでいたレガシィB4。その勇姿が来年から観られなくなるのは少々残念ではあるが、来季の新型マシンでチャンピオン奪還に臨むスバルに注目したい。

なお、SUBARU BRZでのGT300参戦計画の詳細は2012年1月開催予定の東京オートサロンにて発表される。

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】グランドスタンドにファンが集合し、グランドフィナーレ

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フォーミュラニッポンとSUPER GTの全てのレースが終わり、夕陽が沈む富士スピードウェイではグランドフィナーレが行われ、メインストレート上に設置された特設表彰台で各レースの総合表彰式が行われた。
秋が深まり、朝晩は冷え込みが厳しくなった富士スピードウェイだが、2日間レース観戦を満喫した多くのファンがグランドスタンドに残り、グランドフィナーレに参加した。

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フォーミュラニッポンは、ポールトゥウィンという素晴らしいレースを見せてくれたNo.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が総合優勝。2位はNo.8石浦宏明(TEAM KYGNUS SUNOCO)、3位はNo.37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、特設表彰台でシャンパンファイトを行った。

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GT300クラスは、第1・2レースを制したNo.4初音ミク グッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢)が文句なしの総合優勝を獲得。2位には2戦連続2位だったNo.33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)、3位にはNo.11JIMGAINER DICXEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)が入った。
シャンパンファイトでは、2位、3位のドライバー、そしてパートナーの谷口から集中砲火を浴び、今季の活躍、そしてJAFGPでの活躍の祝福を受けた。

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GT500クラスは、第1レース優勝、第2レース2位だったNo.46SRoad MOLA GT-R(柳田真孝/ロニ-・クインタレッリ)が総合優勝。2位には最後のレースで見事優勝を飾ったNo.100RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴)、3位は第1レースで3位表彰台を獲得したNo.35D'STATION KeePer SC430(脇坂寿一/アンドレ・クート)となった。
シャンパンファイトでは、今度は山本尚貴が餌食となり、5人のドライバーからシャンパンシャワーを浴びた。

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そして、気になる東西対抗戦の結果発表が行われ、昨日終了した時点では西軍有利だったが、今日のレースとファンの力で東軍が巻き返し、東軍が728ポイント、西軍が628ポイントで見事東軍の逆転2連覇となった。

そして、いよいよクライマックス。
最後はSUPER GTとフォーミュラニッポンのドライバー全員が集合。最後は東軍応援団長の織戸が音頭を取り、遅くまで残ってグランドフィナーレに参加してくれたファンとともに「We Love Motor Sports!!」の掛け声で2011年のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPは幕を閉じた。

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これで、多くのチーム・ドライバー、そしてファンの2011年国内レースイベントが終了。この後各メーカーを中心にファン感謝イベントがあるものの、このJAFGPが一つの区切りとなることもあり、サーキットを後にする人々からは「また来年!」という言葉が飛び交っていた。

朝から大盛況だった日曜日、来場者数は昨年を上回る40,500人。3日間トータルでも7万人を超えるなど、昨年以上に盛り上がったJAFGP。この盛り上がりが来年以降の国内レースやモータースポーツ全体の発展につながっていってほしい。

『記事:吉田 知弘』

【JAFGP】フォーミュラニッポン決勝&SUPER GT決勝第2レース優勝記者会見

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全レース終了後、フォーミュラニッポンとSUPER GT決勝第2レースの優勝記者会見が行われた。

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◆フォーミュラニッポン決勝レース優勝
No.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
「今週末、ドライで決勝レースを想定した走りができていなくて、オーバーステアが出て、タフなレースだった。ただミラーで後方を確認したら意外と距離があったのでタイヤマネジメントに徹した。今季は苦しいレースも多かったが最後にポールトゥウィンという大きなご褒美をもらえた気分。チームにとっても自信につながる勝利だったよ。」

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■SUPER GT(GT500)決勝第2レース優勝
No.100伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)
「嬉しいです。今日のポイントはスタートでした。上手くトップに立ち、タイヤの消耗も大きくなく、逃げ切れると思って最後までプッシュできました。チーム国光に移籍してから、良い時も悪い時もありました。何度か2位という事はあったのですが、やっと勝てました。GT500で簡単に勝てるとは思っていなかったのですが、今年ずっと山本選手とチームと一緒になってやってきたことが実を結んだと思います。特に昨日の第1レースでの山本選手の走りがあったからこそ、的確でよいインフォメーションを彼からもらえたので、凄く感謝しています。」

□SUPER GT(GT300)決勝第2レース優勝
No.4番場琢(初音ミク グッドスマイルBMW)
「今回もたくさんの個人スポンサーの皆様の前で勝てて嬉しいです。予選では自分の判断ミスで12位スタートなってしまい、今日は絶対に追い上げて勝とうと思って挑みました。レース序盤は周りにマシンも多く、混乱もありましたが、僕達のクルマはストレートスピードに自信があったので、しっかりポイントを決めて走って、イメージどおりのレースが出来ました。」

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最後に優勝賞金の使い道について記者から質問をされた各ドライバー。
オリベイラ:「クリスマスは家族と過ごして、たくさんプレゼントを配りたい」
クインタレッリ:「新しい布団を買う!」
柳田:「先日、結婚したので新婚生活のために蓄えたいと思います」
谷口:「僕も今年は扶養家族が増えた(結婚した)ので、将来のために蓄えます」
番場:「僕も・・・結婚したいので、その時のために蓄えておきます」

このような回答をしてくれた。

『記事:吉田 知弘』