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SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット 雨のためにフリー走行が中止に

東日本大震災の影響で延期となっていた岡山大会が約2ヶ月遅れで開催された。

7時半頃から激しい雨が降り、8時半から行われる予定だったフリー走行が中止となった。
中止の影響により、GTマシンが走行しないままでのサーキットサファリが行われる予定だったが、GTアソシエイション、チーム、ドライバーが協力しドライバー自らがバスに乗り込みガイドをするというサプライズがあった。
通常、決勝を控えたドライバーがサファリのガイドをすることはなく、ファンにとっては忘れられないイベントとなった。


[左:サーキットサファリを前に集合するドライバー 右:バスに乗り込むドライバー]

また、ポディウムではサーキットサファリと同時にドライバーが登場してトークショーが行われた。

10時25分から行われたピットウォークでは、テレビ東京系列で絶賛放映中の「SUPER GT プラス」の撮影が行われ、
お笑いコンビの”ますだおかだ”の岡田圭右がゲストとして登場し軽快なトークで笑いを誘っていた。

岡山と言えば、地元とならではのグルメが充実していることでも知られている。
メインスタンド裏のイベント広場には、テキサスステーキの店やホルモンうどん等、様々な店舗が出店している。
なかでもテキサスステーキはオススメだ!味はもちろん肉のカラマリを豪快に焼く光景に食欲をそそられ、毎回長蛇の列となっている。


[左:テキサスステーキ 右:ホルモンうどんも長蛇の列]


[左:どこのお店も長蛇の列 右:グッズショップも賑わっています]

スタート進行時のグリッドでは、決勝当日の朝からSUPER GTオフィシャルステージで応募を始めた”『がんばろう!日本』フラッグキッズ大募集!”に当選した子供達が『がんばろう!日本』の横断幕を掲出した!

雨のGT富士決勝、33号車ハンコックポルシェが独走でポールトゥウィン

SUPER GT Rd.2富士GT400kmレースのGT300クラスは、予選に引き続き33号車のハンコックポルシェが制した。

昨日のスーパーラップでは、88号車の失格により、繰り上がりでポールポジションを獲得したハンコックポルシェ。大雨となった決勝レースは、安全のため、セーフティーカー先導でのスタートとなった。この最中に、彼らの最大のライバルと言われていた11号車のJIM GAINERフェラーリ458がスピンしコースアウト。さらにペナルティも受けたため、大きく後方に後退。

5周目にレースがスタートするが、そこからライバルを圧倒する速さを見せ、気づけば2位以下に30秒以上の大量リードを築いていた。
後半、2番手の藤井にドライバーチェンジした頃には、後方に沈んでいた11号車が2位に浮上し、ハンコックポルシェに対して追撃を開始していた。

しかし、51周目に雨によるコース状況の悪化、視界不良により、赤旗が提示、レース終了となった。

これにより、33号車のハンコックポルシェがポールトゥウィンを飾った。
また、スタートドライバーを務めた影山正美は、レース翌日の5月2日が43歳の誕生日。レース前に行われたピットウォークでは、チームからケーキやプレゼントが用意され、祝福を受けていた。これで、自分自身でレースを作り、チームとしても勝利を収め、彼にとっての最高の誕生日プレゼントとなった。


2位には、素晴らしい追い上げを見せた11号車のJIMGAINERフェラーリ458の平中/田中組。今回は2位に甘んじたが、テストなしのぶっつけ本番で、これだけの速さ・強さを発揮した。今シーズンの台風の目になる事は間違いなさそうだ。

3位は、25号車のZENTポルシェの都筑/土屋組。途中まで2位を走行していたが、終盤でのミスが響き、3位となった。

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なお、GT300クラスも、表彰式でのシャンパンファイトはドライバーの意思により、自粛された。

<インタビュー>

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影山正美
「まずは、(昨日同様)東日本大震災で被災された方にお見舞い申し上げます。そして、こういった状況の中レースを開催していただいた関係者の皆様に感謝いたします。昨日は思わぬ形で、ポールポジションを獲得、そしてレースも優勝できて、明日の自分の誕生日を祝う事ができました。スタート前は、長いシーズンオフからのレース1発目になるため、ナーバスになっていましたし、スタート前の天候で、タイヤをインターミディエイト(小雨用)にするかウエット(豪雨用)にするか迷ったのですが、結果的にウエットを選んだのが当り、またライバルのミスにも助けられ、勝つ事が出来ました。」

藤井誠暢
「まずは、こういった状況の中、無事にレースを終了できたこと、そして優勝できたことに心から感謝いたします。このレースのために、チームも先が見えないシーズンオフの中、きっちり準備をしてくれ、さらに少ない時間の中でもテストの機会が与えられた事が大きかったです。後半は雨が強くなって、正直走りたくないコンディションだったのですが、影山選手が前半で築いてくれたリードもあり、なんとか最後までマシンをコースにとどめる事ができました。あの難しい状況の中で、最後までトップを守りきって帰ってこれた事にホッとしています。」


『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

雨天により、レースは途中終了23号車MOTUL AUTECH GT-Rが雨の富士を制する!

スタート前から大雨となったSUPER GT富士ラウンド。待ちに待ったGTの決勝レースが行われ、GT500クラスは23号車のMOTUL AUTECH GT-Rの本山哲/ブノワ・トレルイエが、優勝した。

スタート前に大雨になったことにより安全のため、急遽セーフティーカー先導によるスタートとなった。スタートからしばらくすると雨脚も落ち着き、5周目にセーフティーカーが解除され、レーススタート。昨日ポールポジションを獲得した39号車を先頭に雨の1コーナーに飛び込んでいった。

当初は、ポールポジションの39号車デンソーサードSC430が有利と見られていたが、スタート直後から大きく失速。大雨のコンディションではミシュランタイヤも強さを発揮できなかった。そこでトップにたったのが、24号車ADVAN KONDO GT-Rがトップに立つ。

一方、当初は雨の中ではブリヂストンタイヤ勢が不利だったのだが、10周目以降はタイヤも温まり、23号車がトップを奪う。その後、2位イカに16秒の差をつけ、レース後半、本山哲にバトンタッチする。しかし、そこから雨がさらに強くなり、本山もペースダウン。2位伊藤に4秒差まで迫られ、残り数周のバトルとなるはずだったが、61周目に雨による路面状況の悪化、そして視界不良により赤旗が出されレース中断。レース成立の規定となる75%以上は超えていたため、そのままレースが終了となり、23号車が2011SUPER GTの初戦を制する事となった。

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[悪天候による赤旗中断でストレート上にマシンをとめた各車]

これまで何度もチャンピオンを獲得してきた実績のあるチームニスモだったが、昨年は元気がないレースが多かった23号車。今回は、雨という難しいコンディションを味方につけ、トップを奪還。大混戦が予想される今年のGT500クラスで、最初の勝者となった。

2位には、ENEOSサスティナSC430の伊藤/大嶋組、最後は23号車を苦しめる走りをしていただけに、悔しい2位となった。

3位は、19号車ウエッズスポーツSC430の片岡/荒組が入った。この19号車は、昨年までGt300クラスに参戦。今年はGT500に挑戦するために、ステップアップしてきた。しかし、開幕前に準備が間に合わず、ほぼ“ぶっつけ本番”の状態で、今回の富士ラウンドに挑んでおり、予選結果も厳しいものだった。
しかし、雨のレースを23号車同様に味方につけ、少しずつ順位アップを果たし、最終的には3位のポジションを勝ち取った。

GT500クラスにステップアップした初戦で、表彰台を獲得した。

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なお、レース後に行われた表彰式では、登壇したドライバー6人全員が、東日本大震災を考慮し、シャンパンファイトは自粛した。

■観客動員数■
36000人

<インタビュー>
ブノワ・トレルイエ
「久しぶりのレースという事で、モチベーションを上げるのが難しい週末だった。タイヤも昨年までミシュランを使い、今年からブリヂストンに戻し、冬のテストも十分にできなかった中での開幕だったが、クルマの調子も良く、常に他車の情報や気象情報を毎周にわたって細かく無線で聞いていたので、できる限りリスクを削った走行をする事ができた。今回の優勝を、東日本大震災で被災された方に、捧げたい。」

本山哲
「ここ1,2年は勝てないレースが多く、厳しいシーズンを送っていただけに、今回の勝利は嬉しい。今まで勝てていなかった分、今年にかける意気込みはチームとしても強かった。しかし、正直なところ今回は勝てると思っていなかった。でも、雨の決勝で難しくなったコンディションを前向きにとらえて走った。終盤は雨が強く、GT300を追い抜く際も水しぶきで前が見えず、危険な状態だったので、あそこでレースを止めたのは、正しい判断だったと思う。勝てるマシンを用意してくれたチームと、雨の中リードを築いてくれたブノワに感謝したい」

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『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

SUPER GTピットウォーク(日曜日):雨の中、多くのファンが参加

SUPER GTフリー走行、vitzレース決勝が終了した後、昨日に引き続きSUPER GTのピットウォークが開催され、雨が強くなっている中、昨日より多くのファンが集結した。

昨日とは異なり、レースクイーンはホームストレート上に整列し、専用の撮影エリアが設けられ、マシンとドライバーは各ガレージ前でファンを出迎えた。

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昨日も観戦塾で紹介した、EPSON HSVのペーパークラフトのように、今日も各チームが多くのグッズを配布。脇坂寿一選手が所属する35号車のピット前では、ステッカーの配布が行われ、また24号車のKONDO RACINGでは専用のクリアファイルを配布していた。

ピットガレージ前では、ドライバーにサインを求めるファン、グッズをゲットしようと列に並ぶファンなどと同じように、GTカーの写真を撮ろうとするファンも多かった。

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その中で昨日から注目を集めているのが、GT300クラスの「痛車」勢。その中でも、昨日は予選・スーパーラップで素晴らしい走りを見せた27号車のイカ娘フェラーリのマシンには、ちょっとした工夫が施されていた。

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そして、ピットウォークの会場には、今年からテレビ東京系列で放送されるSUPER GT情報番組「SUPER GT+」のMCを務める中尾明慶さん、浅田舞さんも登場。「ガンバレ日本」のステッカーを配布していた。

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また、今回はゴールデンウィーク休みということで、多くの子供連れの家族や、カップル、大学生など、性別・年代を問わず多くのファンがピットウォークに参加し、応援しているドライバーのサインがもらえたり、実際にマシンが暖気のためにエンジンをかけるところに立会い、初めて生でSUPER GTのマシンの迫力を触れて、感動したり、笑顔になっているファンが多く、印象的だった。

『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』