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JAFGP2日目:優勝者記者会見

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感動のグランドフィナーレ後。フォーミュラニッポン、GT500、GT300の第2レース優勝ドライバーと、総合優勝のチーム・ドライバーが出席して記者会見が行われた。

出席ドライバーは以下の通り
フォーミュラニッポン:アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)
FN優勝チーム監督:舘信秀(PETRONAS TEAM TOM’S)
GT500:伊藤大輔(ENEOS SC430)
優勝チームドライバー:ビヨン・ビルドハイム(ENEOS SC430)
GT300:田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430)
優勝チーム:平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430)


Q:「今回のレース、週末を振り返ってどうでしたか?」
A:アンドレ・ロッテラー
「本当に素晴らしい週末だった。フォーミュラニッポンでは2レースとも勝てて、まぁGTは残念だったけど、今シーズンを締めくくるレースで、これだけ最高の結果を残せて、気持ち良くシーズンオフを迎えられるよ。」

A:舘信秀監督
「昨日と今日、アンドレの一人旅で、観ている皆さんにはつまらないレースになってしまったかもしれない。ただ、今回は22周のスプリントで、いつもより短いレースではあったのだけど、監督をしているチームメンバーとしては、非常に長く感じた22周だった。」

A:伊藤大輔
「8年ぶりのスタンディングスタートだったけど、昨日のメンバーの話を聞いたり、データも見ていたので、冷静にスタートが切れた。レース前半は(タイヤ消耗の事は分かっていたけど)とにかく逃げたかったので、ペースを上げた。タイヤ消耗でのペースダウン等、昨日のデータを見てチームとシュミレーションしていたので、途中小暮選手や大嶋選手が後ろに来たときも、動じることはなかった」

A:ビヨン・ビルドハイム
「僕、個人的には1周目でレースが終わったようなものだったので、散々なレースだったが、今回チームとして優勝できて、凄く嬉しく思う。シリーズ戦では高いパフォーマンスを持っているマシンだったにも関わらず、ウェイトハンデ等で苦しいレースが続いた。だけど、今回“JAFGP”という形でタイトルがとれて、嬉しかったよ!」

A:田中哲也
「まずはJAFGPという大きなイベントで勝ててよかった。特に前の日(第1レース)で平中が勝っている分、こっちは“勝たなきゃいけない”というプレッシャーがあって、大変だった。でも、そのプレッシャーがかかった中で優勝を出来たことは、嬉しく思う。また、今回東西対抗戦で東軍に負けてしまったので、今後は(西軍のホームで)ある鈴鹿でも開催してもらって、東西2レース制にしてもらいたいね!」

A:平中克幸
「今回、GTでは上手く結果を残せたので凄く良かったのですが、フォーミュラニッポンでの2レースは上手くいかず、残念な結果になったので、総合的に見ると複雑な気分。このうようなFNとGTの同日開催のイベントは、自分もファンも凄く楽しめたと思う。今後も是非開催していってほしいです」


『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

【JAFGPレース速報】GT500クラス決勝第2レース:最終コーナーまで続いたバトルを制した伊藤大輔が勝利!

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[中村写真事務所]

12日から3日間で行われたJAFGP富士スプリントカップ。その最終レースで、ファンが一番期待したレース「スーパーGT(GT500)第2レース」が行われた。
事前に登録され、各チームのドライバーが第1レース、第2レースと分かれて戦う特別戦ルール。今回のGT500には、脇坂寿一、伊藤大輔、松田次生、小暮卓史、本山哲、道上龍、立川祐路、伊沢拓也など、国内のトップドライバー達による22周“ガチンコ勝負”が繰り広げられた。
グリッドは、1位松田、2位伊藤、3位大嶋、4位伊沢、5位立川の順でスタートしたGT500レース。1位松田のダッシュが効かず、2位の伊藤が1位を奪う。後方では伊沢と立川が接触し、1コーナーが一時混乱状態に。昨日の優勝チームである38号車立川、レース開始早々に勝利権をなくしてしまう。

また、今回は国内モータースポーツを代表するドライバー達が揃ってのスプリントレースという事で、コース各所で熱いバトルが展開、本山哲のGT-Rvs脇坂寿一のSC430によるバトルも見られた。

9周目、2位松田を3位小暮が追い抜き2位に浮上、一気に1位伊藤に迫っていく。
そう、最終戦もてぎで実現しなかった「ENEOS SC430対ウイダーHSV-010による“ガチンコ勝負”」が実現していく。
しかし、GT500でレースをしているのは、彼ら2人だけではない。貪欲に勝利を狙う若者が挑戦状を突きつけてきた。

レース終盤、タイヤを温存しつつ順位を上げてきた大嶋が上位に進出。18周目に小暮を抜き、1周1秒のペースで1位伊藤に迫った。
そして最終ラップで真後ろについた大嶋。しかし横に並ぶ機会がなく22周のチェッカーを迎えることになり、スタートで1位に立った伊藤がそのまま第2レースを優勝した。

シリーズ戦では最終戦で、しっかり戦えずに敗戦を余儀なくされたENEOS SC430だった、今回の伊藤の勝利で一気にポイントを稼ぎ、GT500部門「JAFグランプリ」を獲得した。


スーパーGT(GT500クラス):決勝第2レース
レース結果
1位:No.6伊藤大輔「ENEOS SC430」
2位:No.35大嶋和也「MJ KRAFT SC430」
3位:No.18小暮卓史「ウイダーHSV-010」

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『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

【JAFGPレース速報】GT300クラス決勝2レース:11号車のフェラーリF430が2連勝!

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[中村写真事務所]

フォーミュラニッポンのレースが終了した45分後、今後はGT300の第2レースが行われた。
今回のGTでは特別戦ルールでドライバー交替は禁止。そのため今回の第2レースのドライバーは、昨日の第1レースで走っていないドライバーが担当する事になる。
第2レースのポールポジションはARTAガライヤの新田守男、2位はマッハ号408Rの黒澤を筆頭にレースがスタートしていく。
もう一つの特別戦ルールとして昨日から設けられているスタンディングスタート。普段とは違う方式のスタートが影響し、なんと1位ガライヤ、2位マッハ号の2台がフライングをしてしまい、ドライブするーペナルティを受ける。

これにより2台は後退。替わって1位にたったのは46号車のMOLA Z横溝直輝、2位にはトミカZの柳田真孝のフェアレディZによるトップ争いが白熱する。
しかし、レース後半になって、少しずつZ2台の後ろにフェラーリF430が近づいてきた。昨日の第1レースを制した11号車。今回のドライバーは田中哲也だ。
少しずつ間隔を詰め、17周目の1コーナーで2位に浮上、そして18周目に1位に上がっていた3号車柳田を1コーナーで追い抜き、ついにトップに立った。

実は昨日の第1レースでも、レース後半に平中がトップ争いに追いつき、最後の最後で逆転し、優勝を飾った。その事について平中は「ダンロップタイヤは温まりが悪く、前半は苦労した。でもレース後半に上手くタイヤが機能し、トップに立てた」とコメントしていた。

まさに同じ展開で1位を奪った田中。さらにフェラーリが得意としているストレートスピードを利用し、Z2台を抜き去っていった。
こうして、2レース共にフェラーリが勝利を収め、GT300部門「JAFグランプリ」を獲得する事になった。

スーパーGT(GT300クラス):決勝第2レース
レース結果
1位:No.11田中哲也「JIM GAINER DIXCEL DUNLOP F430」
2位:No.3柳田真孝「TOMIKA Z」
3位:No.46横溝直輝「アップスタートMOLA Z」

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『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

FUJI SPRINT CUP はレースだじゃない!

メインスタンド裏のイベント広場では各種イベントが開催中です!
先日発売日が発表されたPS3、グランツーリスモ5の試遊台が用意され長蛇の列が出来ていました。
最新の3Dテレビも持ち込まれ3Dでのプレイも可能。やってみたかったけど30分待ちに断念。

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中でも注目は歴代のレーシングカー展示。かってJAFGPにも参戦した往年の名車が展示されていました。

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そして、いよいよ始まるフォーミュラ・ニッポン決勝。
メインスタンドはご覧の通り、多くのファンが集結しています!

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フォーミュラ・ニッポンのスタートを前に個人的に一番楽しみにしていた、戦闘機によるデモフライト。
参加戦闘機はF-4EJ(通称:ファントム)、F-2B戦闘機。
想像以上の爆音にレースとはまた違った迫力を感じさせてもらいました。
いや〜感動した!ただ、ちょっと残念だったのはスタンドの屋根が邪魔だったことかな。見る場所失敗したか…。

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【JAFGPレース速報】フォーミュラニッポン決勝第2レース:ロッテターが段違いの強さで2連覇!2位にはルーキー山本!

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[中村写真事務所]

土曜と日曜の2レース制となるフォーミュラニッポン。その第2レースが行われた。
スタート前、グリッドに並ぶマシンの頭上を、戦闘機F-4EJ改、F-2Bがファンを歓迎する形でデモフライトをしてくれた。
通常は滅多に見ることの出来ない戦闘機の低空飛行に、観客も関係者もテンションが上がる。

そのテンションのまま第2レースがスタート。ポールポジションは昨日の第1レースで優勝したロッテラー、2位は平手、3位塚越と若手ドライバーがFN最強ドライバーの一人ロッテラーに立ち向かう。
昨日の第1レース優勝後の記者会見でロッテラーは、このような事を話していた
「第2レースはPPからのスタート、もちろん一番優勝に近いけど、1コーナーで1位を奪われてしまうと戦略が変わってきてしまうので、とにかく1コーナーを1位で抜ける事に集中したい」

と話していたロッテラー。予言したかのようにコメントどおりの展開でレースが始まっていく。ロケットスタートを決めたロッテラー、逆に平手がスタートを失敗した事で後方が混雑し、ロッテラーは労せずして1位で1コーナーを通過。昨日同様に独走状態を築いていく。このままロッテラー2連覇かと思われた第2レースだが、昨日の大嶋に替わる新たな刺客「山本尚貴」が彼に挑戦していく。
2周目の13コーナー2位井出を抜き、そこから出来る限りのハイペース、さらにストレートオーバーテイクボタンをわざと使い、全力でロッテラーを追いかける。
一方のロッテラーも、少しも気を緩めることなく1分26秒台前半のラップタイムを連発され、必死に逃げていく。
お互いが必死に追いかけ、必死に逃げる大バトルとなったため、しばらく「タイム差:3.8秒」の数字が推移することなくレースが進んでいった。

最終的にロッテラーに追いつくことが出来ず、タイヤの磨耗が進んでしまった山本。ロッテラーの「強さ」に屈してしまった。こうして、ロッテラーが2レースともに1位を独走、そして今回もオーバーテイクシステムを使うことなくJAFGP2連勝を飾った。
トータルポイントでもロッテラーが2連勝でFN部門「JAFグランプリ」の表彰を受ける事になる。

2位はルーキーの山本尚貴。シリーズ戦ではないもの初の表彰台を獲得し、名手ロッテラーを途中まで苦しめる素晴らしいレースを見せてくれた。

来年の更なる活躍が期待される。

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フォーミュラニッポン:決勝第2レース
レース結果
1位:アンドレ・ロッテラー「PETRONAS TEAM TOM’S」
2位:山本尚貴「NAKAJIMA RACING」
3位:井出有治「MOTUL TEAM 無限」

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『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』