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FN第3戦(FSW)で伝説のロックバンドが復興支援ライブを実施!

2011 年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士スピードウェイ
伝説のロックバンド“EARTHSHAKER”と“SHOW-YA”が
東日本大震災復興応援ライブを実施!

【以下、リリースより】

富士スピードウェイで開催する「全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦」(7/17予選・決勝)では、日本のハードロック・ヘヴィメタル界をリードしたロックバンド“EARTHSHAKER”と伝説の女性ロック
バンド“SHOW-YA”が、東日本大震災復興応援ライブ「PRAY FOR THE EARTH〜We're withyou!」を、決勝レース終了後に実施します。
“EARTHSHAKER”リーダーでヴォーカルの西田“Marcy”昌史氏は、今シーズン、フォーミュラ・ニッポンオフィシャルTV番組「フォーミュラ・ニッポン2011」のテーマソングを制作しており、本ライブは“Marcy”と弊社の東日本大震災応援企画に“SHOW-YA”が賛同し、モータースポーツとロックミュージックのコラボレーションとして実現するものです。

会場はホームストレート上で、メインスタンドからはもちろんのこと、コース上にアリーナエリア(数量限定/当日整理券配布予定)を設け、間近でお楽しみいただくこともできます。

また、フォーミュラ・ニッポン第3戦観戦券をお持ちでないライブのみ参加希望のお客様には、レイトチケット(7月17日16時から入場可/高校生以上@3,000円/中学生以下保護者同伴に限り無料)をご用意しました。
ライブの音源は被災地の方へのメッセージとして、東日本でオンエアーを希望するラジオ局に提供する予定です。

なお、決勝レース前には“Marcy”と“SHOW-YA”のボーカル寺田恵子氏による国家斉唱も予定しております。

詳細は富士スピードウェイ公式サイト(http://www.fsw.tv)をご参照ください。

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フォーミュラニッポン開幕戦決勝:TOM'Sが大爆発!ロッテラー優勝、一貴3位

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[フォーミュラ・ニッポンスタートシーン(撮影:SHIGE)]

快晴で日差しが強くなった鈴鹿サーキット。午後1時45分からフォーミュラニッポン開幕戦の決勝レースが38周で行われた。

今年は中嶋一貴・大祐の兄弟参戦や、オリベイラ・小暮・ロッテラーの大御所3人によるチャンピオン争い、さらに期待の若手ドライバーの成長や、注目の新人ドライバーの参戦など、例年にないほど見どころ満載のフォーミュラニッポン開幕戦となった。

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[開幕戦恒例の全ドライバーの集合写真(撮影:中村写真事務所)]

予選の振り返りはこちら
http://www.kansenzyuku.com/circuitdiary/diary.cgi?no=297

まずはスタート。昨日の予選で素晴らしい走りを見せた山本尚貴がポールポジションだったが、初のPPスタートで緊張したのかダッシュがつかず、1コーナーの進入時に3位に後退。さらに2コーナーで塚越広大(ダンデライアン)と接触し、2コーナーでスピン。最後尾に落ちてしまう。さらに接触時にリアサスペンションにダメージを負ってしまい、1周目で緊急ピットイン。修復作業のため5周遅れとなってしまう。

これによりトップは2位スタートの小暮と、フライング1歩手前のロケットスタートを決めたロッテラーによる激しい首位争いが展開されていく。

今回の開幕戦では「レース中に4輪のタイヤを1度以上交換しなければならない」という義務があったが、この“タイヤ交換”がレース順位に大きく影響する事となった。

このピット義務に対して、最初に動いたのが14位スタートとなった中嶋一貴(TOM'S)。予選で大失敗し、後方からのスタートとなった一貴は、レース序盤にタイヤ交換をし、ライバルが周りを走っていないところで単独走行を続けた。これが、最終的に3位まで浮上する結果となった。

注目のトップ争いも、タイヤ交換で勝負が決することとなった。レース後半、先に動いたロッテラーは15.1秒の作業時間でピットアウト。一方の小暮は、その直後にピットイン。しかし、作業の精度と早さには定評があったNAKAJIMA Racingのピット作業だったが、タイヤ交換でミスが出てしまい、ロッテラーに逆転を許してしまった。

これで、2位以下との差を広げたロッテラーが8年目のフォーミュラニッポンで初めて開幕戦を優勝。最後まで追いかけ続けた小暮だったが小暮はタイヤ後に大きくタイヤを傷つけてしまい、2位でゴールとなった。

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[左:開幕戦を制したロッテラー 右:久しぶりに表彰台を獲得した中嶋一貴]

3位は、ピット戦略で大逆転した中嶋一貴が入った。
彼が表彰台に上がるのは、2007年のGP2シリーズ以来4年ぶり。国内レースでは、2005年のSUPER GT(GT300)以来の6年ぶりとなった。

レース後の表彰式では、ホームストレートが開放され、グランドスタンドの観客も参加しての表彰式となった。
なお、スパークリング日本酒による「スパークリングファイト」は自粛された。

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【決勝レース後記者会見】
優勝:アンドレ・ロッテラー(TOM'S)
「まずは勝つことが出来て良かった。完璧なスタートを決められたのが勝因だった。スタート後は小暮の後ろについていき、彼との争いはピットストップ勝負になるだろうと感じた。出来る限り作業時間を短くできるよう努力した。作戦通り前に出る事が出来たね。(初めての開幕戦優勝となりましたが?)やっと開幕戦で勝つことが出来たね。シーズンを考えるとポジティブなスタートを切ることが出来たから、この流れでシリーズチャンピオンを狙いたい」

2位:小暮卓史(NAKAJIMA Racing)
「スタートは良かったのですが、ロッテラーがずっと追いかけてきて、自分がプッシュすると彼もプッシュしてきて、ロッテラーとの勝負になるなと感じました。ピット作業でミスが出てしまい2位に後退し、さらにヘアピンで大きなフラットスポットを作ってしまい、最後はペースを抑えざるを得なかった。」

3位:中嶋一貴(TOM'S)
「昨日、Q1が終わって14位(Q1敗退)と聞いた時は真っ青になりましたが、今日は3位になれて最高でした。今週のテスト走行の時からマシンが決まらず、ウォームアップ走行までマシン調整を繰り返していて、レース時のセッティングもぶっつけ本番状態でしたが、それが上手く決まりました。昨日予選がダメになった時から、今回の戦略で行こうと決めて、最初にタイヤ交換しました。ただ、タイヤが持つのかテストしたことなかったので心配しましたが、プラン通りのレースができました。久しぶりの表彰台となりましたが、非常にいい気分ですし、鈴鹿でも富士でもF1の時は、皆さんの前で良いレースができなかったのですが、今回は国内で転戦することになり、その最初ということで注目度も高かったと思います。その中で良いレースが出来て、正直ホッとしています。」

『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

晴天の中のピットウォークは大盛況、グリッド上では震災復興応援イベント

決勝を目前にした鈴鹿サーキットでは、恒例のピットウォークが行われた。

ピット前には2輪・4輪の同時開催という事で、ピットロードは多くのファンで埋め尽くされた。

また、晴天に恵まれたこともあり、各チームのピット前ではレースクイーンを撮影するファンや、ドライバーのサインをもらうために列を作るファン。また、TEAM IMPULやNAKAJIMA Racingは決勝に向けてのマシンメンテナンスを行っており、間近でフォーミュラニッポンのマシンが分解されている様子を興味深く見るファンも多かった。

ピットーウォークと並行してホームストレート上では、2輪ライダーの記念撮影が行われ、その様子をピットウォールから撮影したり、見学するファンも多く、非常に活気のあふれるピットウォークとなった。

そして、ピットウォーク終了後、ホームストレート上では、今大会に参戦するドライバー・ライダーが整列し、東日本大震災応援イベントが行われた。

自身も宮城県在住で被災した伊藤真一選手が、グランドスタンドに集まったファンに向かって挨拶。その後、黙祷が行われた。

この後、午後からJSB1000の決勝、フォーミュラニッポンの決勝レースが行われる。

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フォーミュラニッポン開幕戦予選:山本尚貴が完璧なタイムアタックで初PP獲得

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FN2年目で初ポールを獲得した山本尚貴の走り(撮影:SHIGE)]

午後1時30分から行われたフォーミュラニッポン開幕戦の公式予選。
予想通り大激戦となった予選は、2年目の山本尚貴(チーム無限)が、初のポールポジションを獲得した。

昨年、NAKAJIMA Racingからデビューし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した山本。今年はチーム無限に移籍してのシーズンとなったが午前中のフリー走行から、好調な走りを見せていた。

そして午後からの予選。さらに速さを増した山本はQ1でトップ通過、途中のQ2で小雨がパラつくシーンも見られ2位通過となるが、最終のQ3で1分40秒470という驚異的なタイムを記録。彼より後に計測をした小暮、オリベイラ、ロッテラーなどの大御所も彼のタイムを上回ることができず、参戦2年目の開幕戦で、見事初のポールポジションを獲得した。

チェッカーフラッグを受け、ピットに帰ってくる周の130Rで、チームから「(ポール)決まったよ!おめでとう!」と無線が入り、そこで初めて自分がポールになったを分かった山本。パルクフェルメ(車両保管所)では、拳を突き上げて喜びを爆発させた。

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2位には、NAKAJIMA Racingの、昨年の山本のチームメイトだった小暮卓史、3位は午前中のフリー走行で山本同様に絶好調だった塚越広大が入った。

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◆フォーミュラニッポン:トップ3記者会見◆
1位:16山本尚貴「チーム無限」/1分40秒470
「本当に嬉しいの一言です。テストの時からクルマの調子が良かったので、Q3に進出できるかという問題ではなくて、ポールポジション争いができる自信がありました。なので、Q1とQ2はいろいろな事を試して、最後のQ3ではパズルのように1ピースずつを当てはめて、本当に完璧なタイムアタックができました。明日の決勝レースは、ポールポジションの優位性を生かしてレースをしたいです。ただ周りには速い選手も多いので、あまり調子に乗らず、過信は持たず、でも自信を持って走りたいです」
Qポールポジションからのスタートは、FCJ以来となり、久しぶりとなりますが?
「正直、ポールポジションがこんなに重みがあるというか、こんなに素晴らしい、気分の良いものだとは思わなかったです。昨年は(隣にいる)小暮選手がポールポジションを取ってきて、自分はいつも小暮選手の後ろからスタートで“ポールポジションいいな”と憧れて、目標にしてきたものが、今回実現して嬉しいです。」

2位:32小暮卓史「NAKAJIMA Racing」/1分40秒827
「思うように上手く走れていなくて、フリー走行から不味いなと感じていましたが、少しずつマシンを良い方向に持っていって予選に挑みました。予選の各セッションで路面コンディションが変わって、特にQ2では雨が少し降っていたのですが、その状態が逆にマシン状態がよくQ3はポールを狙えると思ったのですが、Q3では逆に晴れてしまってマシンバランスが変わってしまって、ポールポジションを獲得できませんでした。いつもはQ2からQ3にかけてセッティングの見直しや変更の希望を出すのですが、今回はQ2で行けると判断した事が裏目に出ました。マシン状況・コース状況の判断ミスでした。」

3位:41塚越広大「チーム・ダンデライアン」/1分40秒876
「チームを移籍して最初のレースで、余計な事を考えず、普段通りにチームのプログラムに合わせて走って、それでどうなるかというところを心がけました。Q2は天候でバタバタしましたが、Q3はクルマの状況も考えると、このぐらいかなぁという感じでした。ただ、クルマが持っているポテンシャルを考えると、まだまだ出来るなと思いました。明日は、気負わずに気軽な気持ちでレースしたいです。」


今回、初のポールポジションを獲得した山本。コメントにもあったとおり、昨年の予選ではチームメイトだった小暮に、負けっぱなしだった山本。しかし、その小暮を打ち負かして、明日の決勝レースは堂々とポールポジションからスタートする事になる。

『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

鈴鹿2&4レースがいよいよ開幕!フォーミュラ・ニッポンのフリー走行では塚越がトップ

鈴鹿サーキットのレースシーズン到来を告げる恒例イベント「鈴鹿2&4レース」が14日、いよいよ開幕した。

早速、フォーミュラ・ニッポン開幕戦のフリー走行が午前8時35分から1時間にわたり行われた。

今年のフォーミュラ・ニッポンは、中嶋一貴の国内復帰に、弟大祐の参戦もあっての「中嶋兄弟対決」、さらに王者オリベイラに挑むロッテラー、小暮を中心に、実力あるドライバーが優勝を狙ってエントリーしてきており、例年にない激戦が予想されるシーズンとなっている。

この開幕戦に先立ち、5月11・12日の日程で、合同テストが行われたが、2日間とも酷い雨に見舞われ、マシンをクラッシュさせてしまうドライバーが多かった。
天候不良の影響で、急遽13日にもテスト走行の時間が設けられ、わずかな時間ではあるが、ドライコンディションの中でテストが行われた。

そして、土曜朝のフリー走行。予選前の重要な走行で、トップタイムを記録したのは塚越広大(ドコモ・チーム・ダンデライアン)だった。
今年からチームを移籍。昨年ロイック・デュバルが使用していたマシンに乗り込んで、今シーズンを闘う塚越。昨年末の富士テスト、さらに13日の鈴鹿テストで好タイムを出していた。

2位には、こちらもチームを移籍した山本尚貴(チーム無限)が入った。昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した山本。「今シーズンは最低でも1勝」と意気込んでおり、午後の予選の結果次第では開幕戦から初優勝が見られるかもしれない。

また3位には、鈴鹿を得意としている小暮卓史(NAKAJIMA Racing)が入り、開幕戦勝利に向け、順調なスタートを切った。
一方、その小暮のライバルである王者オリベイラや、名手ロッテラーは、タイムが伸び切らなかった。

いずれにしても、午後の予選では、0.001秒単位の激しいタイムアタック争いが展開されることは確実。一瞬たりとも目を離すことが出来ない、手に汗握る予選になるかもしれない。

◆フォーミュラ・ニッポン:フリー走行1回目◆
1位:41 塚越広大「チーム・ダンデライアン」/1分41秒085
2位:16 山本尚貴「チーム無限」/1分41秒350(+0.265)
3位:32 小暮卓史「NAKJIMA Racing」/1分41秒599(+0.514)
4位:40 伊沢拓也「チーム・ダンデライアン」/1分41秒700(+0.615)
5位:7  大嶋和也「LeMans」/1分41秒934(+0.849)
6位:37 中嶋一貴「TOM'S」/1分42秒028(+0.943)


『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』