観戦塾 観戦塾 観戦塾
RSS MORTOR SPORTS KANSENZYUKU PODCAST flickr YouTube Facebook Follow Me MOBILE サイトマップ お問い合わせ

記事一覧

トップ > 4輪情報 > Formula Nippon

FN第3戦富士フリー走行:1回目はオリベイラ、2回目は平手が最速

ファイル 326-1.jpg
[フリー走行2回目でトップタイムを記録した平手晃平(撮影:SHIGE)]

快晴に恵まれた富士スピードウェイで、フォーミュラ・ニッポン第3戦のフリー走行が行われた。
今回の富士ラウンドは、9:15~9:55と13:45~14:45の2回のセッションが行われ、1回目はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)、2回目は平手晃平(チーム・インパル)と、チーム・インパルが最速タイムを独占する1日となった。

この前日に行われた合同テストでも、好タイムを出していた両選手。土曜日でも安定した速さを見せていた。特に午前中トップタイムを記録したオリベイラは、マシンセッティングに自信があるのか、午後のセッションでは新しいセッティングや走りを試して、コースアウトする場面も見られた。

そのインパル勢に続く速さを見せていたのが、開幕2連勝中のチーム・ペトロナス・トムス。アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴ともにインパル2台を上回る事は出来なかったものの、上位タイムを叩き出した。

注目の明日の予選、通常のレースとは異なり、予選と決勝が同日に開催され、さらに今回はレース中に2回のタイヤ交換義務が設定されている。

このため、予選から決勝に向けて戦略を組み立てる時間が少ないため、フリー走行後は各チームが明日のレースに向けてのミーティングを長時間にわたって行っていた。

インパル勢が有利と見られる中で、ライバル達がどのような戦略で挑んでくるのか?
非常に面白い「1dayレース」となりそうだ。

ファイル 326-2.jpg
[ピットウォークで笑顔でファンと握手をするランキング首位の中嶋一貴(撮影:SHIGE)]

■フォーミュラ・ニッポン第3戦:フリー走行1回目結果■
1位:1分26秒252/1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)
2位:1分26秒452/2平手晃平(チーム・インパル)
3位:1分26秒456/36アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)
4位:1分26秒676/37中嶋一貴(ペトロナス・トムス)
5位:1分26秒689/16山本尚貴(TEAM無限)

□フォーミュラ・ニッポン第3戦:フリー走行2回目結果□
1位:1分26秒282/2平手晃平(チーム・インパル)
2位:1分26秒348/36アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)
3位:1分26秒432/37中嶋一貴(ペトロナス・トムス)
4位:1分26秒730/41塚越広大(ダンデライアン)
5位:1分26秒750/16山本尚貴(TEAM無限)

『記事:吉田 知弘』

現地観戦で役立つアイテム!「レースプログラム」

ファイル 325-1.jpg

今回もレース期間限定、そしてレース会場限定で販売されている「レースプログラム」。だフォーミュラ・ニッポン第3戦のプログラムも盛りだくさんの内容になっている。

特に今回は、現在ポイントランキング首位に立つ中嶋一貴(ペトロナス・トムス)が、富士スピードウェイのコースを分かりやすく解説。各コーナーごとに「富士を最速で攻略する上で意識しなければいけないポイント」を紹介している。
またドライバー紹介のページでは、「Q&A“各ドライバーの本音”」と題し、普段はあまり聞くことの出来ないプライベートな話やチームメイトに対するコメントなどが掲載されている。また利用しているドライバーは、Twitterアカウントも掲載されており、Twitterユーザーには必見のページとなっている。

ファイル 325-2.jpg

そして、後半部分には初めてフォーミュラニッポンを観に来た人でも楽しむ事が出来るよう「オススメ観戦ポイント」や「ルール紹介」、ピットウォーク、ステージイベントなどのイベント情報、さらに周辺施設の情報やサーキット内でのグルメ紹介など、1冊読むだけでも時間があっという間に過ぎてしまうほど、盛りだくさんの内容だ。

気になる価格は、1冊1000円。前述の通り「よりレースを楽しく、深く観戦したい!」という方には役立つプログラムだが、「レース観戦記念」に購入されるファンも多い。

今回のFポン観戦のお土産として、恒例のお菓子を買って帰る代わりにレースプログラムを買って帰るのも、新鮮で良いかもしれない。

『記事:吉田 知弘』

フォーミュラ・ニッポン第3戦が開幕。富士スピードウェイは快晴!

ファイル 324-1.jpg

7月16日、フォーミュラ・ニッポンの2011シーズン第3戦が富士スピードウェイで開幕した。
午前と午後に1回ずつフリー走行が行われる土曜日。現地の富士スピードウェイは雲ひとつない快晴となり、コースサイドから富士山も綺麗に見ることができる。

また世間では3連休の初日ということもあり、会場には朝早くから熱心なモータースポーツファンがグランドスタンドに集まっている。

今回の第3戦は、通常は土曜午後に行っている予選を、日曜の朝に行い、1日で予選・決勝を行う「1Dayレース方式」が採用されている。
そのため、いつも以上に予選から決勝レースへの時間が短いため、各チーム・ドライバーともにマシンセッティングの見直しや、レース戦略の組み立てなどで「短時間での判断力」が求められる1戦になる事が予想される。

その中で注目が集まるのが、現在ポイントランキングで首位に立つ中嶋一貴(ペトロナス・トムス)。富士スピードウェイでは、全日本F3やF1でも走りなれている富士スピードウェイで、前回オートポリスに続く2連勝を狙う。
その一貴の快進撃に待ったをかけるべく、2010王者のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)や小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、また開幕戦で優勝を飾ったアンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)の走りにも注目が集まる。

そして、今回はレース以外のイベントも見どころが満載。
明日の17日は現在インディカーシリーズ(米国)で活躍中の佐藤琢磨が来場、トークショーなどのファンイベントに参加する予定だ。

また、フォーミュラ・ニッポンの決勝レース終了後には「東日本復興応援ライブ」がホームストレート上で開催されSHOW-YAやVAN HEYSAN、EARTH SHAKERらがチャリティーライブを行う。

なお、今日のフリー走行の日程は、1回目/9:15~9:55、2回目/13:45~14:45で行われる。

『記事:吉田 知弘』

フォーミュラニッポン第2戦オートポリス決勝、13位スタートの中嶋一貴がFN初優勝!

ファイル 314-1.jpg

6月5日、大分県のオートポリスサーキットでフォーミュラニッポン第2戦決勝が行われ、13位と後方からスタートした中嶋一貴(TOM'S)が開幕戦同様に大逆転のレースをみせ、FN初優勝を飾った。

午後2時30分から54周で行われた決勝レース。決勝日の朝から雨天に見舞われたオートポリスで、全マシンが雨用タイヤを選択して、グリッドに整列。スタートが切られた。
スタートから、前日の予選で1位を獲得した塚越広大(ダンデライアン)と、2位大嶋和也(ル・マン)、3位小暮卓史(NAKAJIMA)が3つ巴の状態で1コーナーに侵入。一度は抜かれた塚越だが、すぐにトップを奪い返し、レースをリードしようとする。
しかし、予想以上に路面状況の回復が早く、1周目から2位大嶋を筆頭に、中嶋一貴(TOM'S)、中嶋大祐(NAKAJIMA)、らがピットイン。晴れ用のスリックタイヤに交換した。
トップの塚越は3周目にタイヤ交換するも、早めにスリックを選択した大嶋、中嶋一貴に逆転を許してしまう。一方、こういった難しいコンディションで経験を活かしたい小暮だったが、3周目にスピン、リタイヤとなってしまう。

難しいコンディションにトラブルやコースアウトするマシンが続出する波乱の展開となっていくが、レース中盤は、4位山本尚貴(無限)と5位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(IMPUL)の激しい接近戦に注目が集まる。
王者オリベイラの猛追に、一時は抜かれかける山本だったが、必死に抑え込み4位をキープ。開幕戦ではポールポジションを取りながらも、決勝で結果を残せず、鈴鹿で悔し涙を流した山本。そのリベンジとばかりに意地の走りを見せる。しかし、47周目の1コーナーで、ついに王者に屈し、5位に後退してしまう。

ファイル 314-2.jpg

注目のトップ争いは1周目にタイヤ交換という作戦を選んだ大嶋と中嶋一貴の一騎打ちとなる。予選13位から、今回もレース戦略を駆使して2位までジャンプアップしてきた一貴。一時は大嶋との差が4秒以上あったものの、安定したペースを維持し、少しずつ距離を縮めていく。これに反応した大嶋は逃げようとするも、逆にペースが乱れて一貴に1秒後方まで迫られてしまう。

そして、37周目。最終コーナーで一気に間合いを詰めた一貴は、メインストレートで「オーバーテイクシステム」を発動。アウト側から大嶋に並びかけ、1コーナーで躊躇することなく先に飛び込んで、ついにトップに立つ。
直前の数周、真後ろに着きながらも「確実なチャンス」が来るのを待ち続けていた一貴。少ないチャンスの中、一撃で大嶋を抜き去り、ラストスパートをかける。

ファイル 314-3.jpg

一貴とのトップ争いでタイヤを消耗していた2位大嶋は、ズルズルとペースが落ちていき万事休す。F1帰りで注目されていた中嶋一貴が、FN参戦2戦目で初優勝を勝ち取った。

彼のレースキャリアで最後に優勝したのは2006年のユーロF3以来で、約5年ぶり。表彰式での一貴は、感極まるを堪えるかのように、ずっと笑顔をみせていたのが印象的だった。

ファイル 314-4.jpg

またTOM'Sにとっては、開幕戦のロッテラーに続き2連勝。今回はル・マン24時間耐久レース出場のため、欠場となっているロッテラーに代わり、一貴がポイントランキングのトップに躍り出ることになった。
2位は大嶋が守りきり、ポールポジションスタートの利点を活かせなかった塚越が3位に入った。

次回のフォーミュラニッポンは、第3戦富士スピードウェイ。7月16・17日で開催される。今回のレースの主役は一貴だったが、他にも主役候補が多い今年のフォーミュラニッポン。次戦も目が離せない。


『撮影:SHIGE
『記事:吉田 知弘(ビギナー観戦塾)』

フォーミュラ・ニッポン第2戦オートポリス、塚越広大がポールポジションを獲得!

ファイル 312-1.jpg ファイル 312-2.jpg
[左:ポールポジションを獲得した塚越広大、右:予選トップ3人(撮影:SHIGE)]

オートポリス スーパー2&4レース2011「2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦」の予選が、6月4日(土)快晴の大分県オートポリスインターナショナルレーシングコース(1周4.674km)で開催され、塚越広大(ドコモチームダンデライアンレーシング)が1分30秒845のタイムでポールポジションを獲得した。2番手には大嶋和也(チームルマン)、3番手には小暮卓史(ナカジマレーシング)が続いた。

[JRPのリリースより]

◆フォーミュラ・ニッポン第2戦 公式予選結果(上位のみ)◆
1位:41塚越広大(ダンデライアン)       1分30秒845
2位: 7大嶋和也(ルマン)           1分31秒303
3位:32小暮卓史(ナカジマレーシング)     1分31秒332
4位:ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)1分31秒397
5位: 8石浦宏明(KYGNUS SUNOCO)      1分31秒490
6位:16山本尚貴(チーム無限)         1分31秒785
7位:36井口卓人(トムス)           1分31秒796
8位: 2平手晃平(インパル)          1分31秒827