[フリー走行2回目でトップタイムを記録した平手晃平(撮影:SHIGE)]
快晴に恵まれた富士スピードウェイで、フォーミュラ・ニッポン第3戦のフリー走行が行われた。
今回の富士ラウンドは、9:15~9:55と13:45~14:45の2回のセッションが行われ、1回目はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)、2回目は平手晃平(チーム・インパル)と、チーム・インパルが最速タイムを独占する1日となった。
この前日に行われた合同テストでも、好タイムを出していた両選手。土曜日でも安定した速さを見せていた。特に午前中トップタイムを記録したオリベイラは、マシンセッティングに自信があるのか、午後のセッションでは新しいセッティングや走りを試して、コースアウトする場面も見られた。
そのインパル勢に続く速さを見せていたのが、開幕2連勝中のチーム・ペトロナス・トムス。アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴ともにインパル2台を上回る事は出来なかったものの、上位タイムを叩き出した。
注目の明日の予選、通常のレースとは異なり、予選と決勝が同日に開催され、さらに今回はレース中に2回のタイヤ交換義務が設定されている。
このため、予選から決勝に向けて戦略を組み立てる時間が少ないため、フリー走行後は各チームが明日のレースに向けてのミーティングを長時間にわたって行っていた。
インパル勢が有利と見られる中で、ライバル達がどのような戦略で挑んでくるのか?
非常に面白い「1dayレース」となりそうだ。
[ピットウォークで笑顔でファンと握手をするランキング首位の中嶋一貴(撮影:SHIGE)]
■フォーミュラ・ニッポン第3戦:フリー走行1回目結果■
1位:1分26秒252/1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)
2位:1分26秒452/2平手晃平(チーム・インパル)
3位:1分26秒456/36アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)
4位:1分26秒676/37中嶋一貴(ペトロナス・トムス)
5位:1分26秒689/16山本尚貴(TEAM無限)
□フォーミュラ・ニッポン第3戦:フリー走行2回目結果□
1位:1分26秒282/2平手晃平(チーム・インパル)
2位:1分26秒348/36アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)
3位:1分26秒432/37中嶋一貴(ペトロナス・トムス)
4位:1分26秒730/41塚越広大(ダンデライアン)
5位:1分26秒750/16山本尚貴(TEAM無限)
『記事:吉田 知弘』