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台風で中止となったFN第5戦予選日。ドライバー達がUSTREAMで大盛り上がり

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台風12号の影響により、急遽予選日の走行が全て中止となった、フォーミュラニッポン第5戦鈴鹿。鈴鹿サーキットのある、三重県鈴鹿市は、終日に渡って大雨・暴風警報が発令され、園内の遊園地も閉鎖され、今回の第5戦を楽しみにしていたファンにとっては、残念な一日となってしまった。

そこで、鈴鹿2&4レースやポッカGTの決勝終了後に鈴鹿サーキットのレースアナウンサーが集まってレースを振り返る「USTREAM:鈴鹿サーキット放送室 放課後てれび」が、急遽今日サーキットに来られなかったファンのために“番外編”を企画。フォーミュラニッポンのドライバーをゲストに迎え、レースアナウンサーのピエール北川さんの司会進行で、16時からUSTREAM配信された。

鈴鹿サーキット内で特設会場を設置し、配信された放課後てれびは、予定を大きく超える10人のドライバーが集合し、台風で中止となった嫌な雰囲気を吹き飛ばすような、和やかな雰囲気の中で行われ、各ドライバーの自己紹介に始まり、中止となった予選日をどう過ごしていたか?また、明日のレースに向けての意気込みを語った。

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これだけ多くのドライバーが集まってのトークも珍しいためか、何度か進行から脱線するシーンもあり、予定の30分を大幅に上回る約1時間の配信となった。

<放課後てれびをご覧になりたい方は、こちら>





※タイムラインと一緒にアーカイブを見たい方はこちら
http://ustmovie.net/rec/17039262

いよいよ、明日は午前7時30分にゲートオープンとなり、フリー走行/9:00~9:20
、公式予選/9:25~9:45、決勝レース/14:30~(43周)のスケジュールで第5戦の“ワンデー勝負”が行われる。

『写真:中村写真事務所』
『記事:吉田 知弘』

台風12号の接近により、FN第5戦(鈴鹿)の土曜セッションはキャンセル。日曜のワンデー開催に

今週末、鈴鹿サーキットで開催予定のフォーミュラ・ニッポン第5戦鈴鹿ラウンド(9月3・4日開催予定)。

しかし、大型の台風12号が同地域に接近している事を受け、鈴鹿サーキットは9月3日(予選日)に開催予定のレーススケジュールを全てキャンセルする事を発表。

フォーミュラニッポンに関しては、4日のみの“ワンデー開催”にする事を発表した。

【タイムスケジュールの詳細】
08:00~08:15 FCJ予選
08:30~08:45 F3予選
09:00~09:20 FNフリー走行
09:25~09:45 FN予選
10:00~10:15 FE予選
10:45~ FCJ決勝(16周)
11:35~12:15 ピットウォーク
12:50~ F3決勝(16周)
14:30~ FN決勝(43周)
16:35~ FE決勝(7周)

・F3第12戦、FCJ第8戦は中止。
・FE決勝は8周から7周に変更。
・FN予選はノックアウト方式から全車出走の20分間タイムアタック方式に変更。

『記事:吉田 知弘』

フォーミュラニッポン第5戦鈴鹿:プレビュー「今回もタイヤ交換2回義務」

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猛暑の夏が過ぎ、モータースポーツ界は、最も盛り上がりをみせる秋に突入。9月最初の国内レースは、9/3~4日に鈴鹿サーキットで開催されるフォーミュラニッポン第5戦だ。

今回も、観戦塾ではフォーミュラニッポン第5戦鈴鹿ラウンドの様子をレポートしていく予定。まずは、“今回はどんなレースになるのか”見どころをご紹介していこうと思う。

【2011チャンピオン争い:絶好調トムス2人に、2010王者オリベイラが追いつき3つ巴】
今年は全7戦で争われる2011全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。第4戦を終了し、ポイントランキングは以下のようになっている。

2011FNドライバーズランキング
1位:No.36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)/28ポイント(2勝)
2位:No.37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)/28ポイント(1勝)
3位:No.1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)/23ポイント
4位:No.41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)/18ポイント
5位:No.2平手晃平(TEAM IMPUL)/13ポイント
6位:No.7大嶋和也(TEAM LeMans)/13ポイント

今季、開幕3連勝と絶好調のトムス勢。第4戦では優勝を逃したものの、2位ロッテラー、3位一貴と2人とも表彰台に上がる大活躍をみせた。もちろん、チャンピオン争いでも大きくリードするトムスの2人。第4戦終了時点で、ロッテラーと一貴が同じ28ポイントで並び、優勝数の差でロッテラーがランク首位で、今回の第5戦鈴鹿を迎える。
同じチームに所属するトップドライバー2人が、「同ポイント」で迎える残り3レース。ドライバー・チームにとっても、また観戦するファンにとっても目が離せないレースになりそうだ。

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[今季2勝と絶好調のアンドレ・ロッテラー]

また、そのトムス勢の独走を許すまいと、2010王者のJP・デ・オリベイラが追い上げている。第4戦もてぎではロッテラーとの死闘を制し、今季初勝利、年間ポイントも23に伸ばし、トムス勢を射程圏内に入れて、今回の鈴鹿に挑む。またチーム・インパルとしても「トムスに追いつくためには“チーム力の向上が必要”」とピット作業の精度を向上させ、オリベイラをサポート。週末は、オリベイラとチーム・インパル勢の追い上げにも注目したい。

【今回もタイヤ交換義務は2回。“チーム力”が求められるレースに】
今年2回目の開催となる鈴鹿でのフォーミュラニッポン。レース周回数も開幕戦同様の43周だが、今回は「レース中に2回のタイヤ交換義務」が発生し、1回義務だった開幕戦とは違う戦い方が求められる事になる。

今年は第3戦富士、第4戦もてぎと2回のタイヤ交換義務が設定されているが、これにたいし各ドライバーたちは「チーム力が勝敗の鍵」と揃ってコメントしている。
単純に、F1のように“どのタイミングでタイヤ交換を行うか?”という戦略も重要だが、ドライバーがどんなに必死に走ってきても、チーム首脳がどんなに優れた作戦を考えても、決勝レース中のタイヤ交換でミスが起きてしまい、タイムロスをしてしまったら、全てが水の泡となってしまう。
特に今年のフォーミュラニッポンは0.001秒単位での接戦となっているため、その分ピット作業の良し悪しがレース結果に大きく影響してい来る。おそらく、各チーム共にレース前に練習を繰り返して、この鈴鹿に挑むはずだ。

今回の鈴鹿ラウンドでは、ドライバー達の走り以外にも「タイヤ交換作業」も目が離せないレースになりそうだ。

【0.001秒でも決着がつかない大激戦の2011FN予選。第5戦PPは誰の手に??】
今年のフォーミュラニッポンは、例年にない大接戦のバトルが展開されている。特にノックアウト方式で行われる予選では、数々のドラマが生まれてきた。
同じ鈴鹿で行われた開幕戦では、No.16山本尚貴(TEAM無限)が初のライバル達を圧倒し初のポールポジション。第3戦富士ではオリベイラとロッテラーが0.001秒単位まで同タイムを記録。先に計測を終えたオリベイラに軍配が上がった。また、第4戦もてぎではQ1でNo.8石浦宏明(TEAM KYGNUS SUNOCO)、Q2でNo.32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が、それぞれ0.008秒差でノックアウトされるという激烈な予選バトルが繰り広げられている。

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[開幕戦鈴鹿で初のポールポジションを獲得し、喜ぶ山本尚貴]

今回の第5戦鈴鹿でも、間違いなく0.001秒の手に汗握る予選バトルが展開される事は確実。果たして誰が笑い、誰が泣くことになるのか?今週末の鈴鹿ラウンドを現地で観戦予定の方は、是非土曜日の予選からスタンドで各マシンの走りを見守ってほしい。

【F1日本GP・ポッカGTの観戦券をお持ちの方は、FN第5戦の観戦券が2000円に!】
今回も、ピットウォークやステージイベントなど、催し物が盛りだくさんの第5戦鈴鹿ラウンド。観戦チケット等の情報は以下の通り。

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■観戦券(前売り)/2日間有効
大人:3900円  中・高校生:1600円
前売り観戦券(大人のみ)を購入すると、ゆうえんちモートピアパスポート1日付!

■観戦券(当日)
大人:9月3日(予選日):1600円(ゆうえんち入園料)/9月4日(決勝日):4200円

特別優待特典
2011F1日本GPor2011ポッカGTの観戦券をお持ちの方は、観戦券が2000円に!
(事前にWEB登録が必要になります)
詳細はこちら
http://www.suzukacircuit.jp/f-nippon_s/special/index.html

パドックパス:6000円(観戦券が別途必要)
ホスピタリティテラスも入場可(ピットビル3階にも行ける)

◆ピットウォーク◆
毎回、大人気のピットウォークは、今回も2日間開催!さらに予選日の夕方には、お子様と、そのファミリー向けのキッズピットウォークも開催されます。
憧れのドライバーにサインをもらえたり、一緒に写真撮影ができるチャンス!

・ピットウォーク券:大人(中学生以上)※小学生以下は無料
9/3(土):2000円(12:25~13:10)
9/4(日):2000円(11:25~12:15)

・キッズピットウォーク
対象:小学生以下のお子様と、そのご家族
入場無料
時間 9/3(土)16:45~17:15

◆レース後はメインストレート開放◆
白熱した決勝レース終了後、メインストレート前が開放され、表彰式を“より近い場所”から見ることができ、その空間に“参加する”ことができます。
レースが終わったからと言って、すぐに帰らずに、白熱したバトルの余韻に浸ってみるのも良いかもしれませんね!
時間:決勝レース終了後

◆サーキットカートINフォーミュラ・ニッポン◆
レース期間中は営業されないサーキットカートですが、今回は特別営業!Fポン、GT、そしてF1が開催される鈴鹿サーキットを是非走ってみてください!

日時
9/3(土)12:40~13:10※限定120台
9/4(日)11:40~12:10※限定120台

料金:1200円/1台
販売場所:サーキット・ピットウォーク販売所

その他、イベント情報詳細
http://www.suzukacircuit.jp/f-nippon_s/event/index.html

『記事:吉田 知弘』

フォーミュラニッポン第4戦決勝:2010王者オリベイラが今季初勝利

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8月7日、フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝がツインリンクもてぎで行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が今季初優勝を飾った。

気温34℃、路面温度44℃と真夏の日差しが照りつけるツインリンクもてぎには11000人のファンが来場。14時30分からフォーメーションラップが開始された。
ポールポジションは2戦連続でオリベイラ。スタートでは2位のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)に横に並ばれたが、なんとかトップを守った。そこからは今季2勝で絶好調のロッテラーを一気に引き離しにかかる。

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[見事、初優勝を飾ったオリベイラ]

途中、2回目のタイヤ交換が少し手間取り、2位ロッテラーに追いつかれてしまうが、なんとかトップを守りきり、悲願の今季初勝利を飾った。

2位は一歩及ばなかったロッテラー、3位には中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、4戦連続で表彰台に上がった。
これにより、ポイントランキングはロッテラーと一貴が同じ28ポイントになり、優勝数の差でロッテラーが開幕戦以来のランク首位に返り咲いた。

また、地元レースということで期待が集まった塚越広大(DOCOMO TEAM DANDEKION RACING)と山本尚貴(TEAM無限)。3位スタートの塚越は、表彰台に一歩及ばず4位。7位スタートの山本は1回目のピット作業でタイヤ交換が上手く固定されないトラブルなどが発生してしまい、大きくタイムロス。14位でチェッカーを受けた。

『撮影:SHIGE
『記事:吉田 知弘』

フォーミュラ・ニッポン第4戦:自分の走りを貫いたオリベイラが2戦連続PP

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真夏の日差しが照りつける中、ツインリンクもてぎ(栃木県)でフォーミュラ・ニッポン第4戦の予選が行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)が2戦連続でポールポジションを獲得した。

13時50分から行われた予選。今回は武藤英紀(REAL RACING)のスポット参戦により、17台の参戦となった第4戦。Q2進出枠が上位13台、Q3進出枠が上位8台となった公式予選は、Q1で石浦宏明(キグナス・スノコ)が0.008秒差でノックアウト、Q2では32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が0.008秒差で敗退するなど、今回も0.001秒差を争う大激戦、そして優勝候補がQ3進出を逃すという波乱の展開となった。

14時37分から始まったQ3だったが、直前に大きな雨雲がコース上空を覆い始め、雨が振前にタイムアタックを済ませようと、コースオープンと同時に8台が一斉にコースイン。前回の富士ではタイムアタックのタイミングでポールポジションを取り逃したアンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)が、今回は先陣を切って計測を開始。1分35秒189を記録し、暫定トップとなる。一方、前回富士でもロッテラーとPP争いをしたオリベイラは雨が降り出す可能性が高いコンディションの中で、「確実にポールポジションタイムを叩き出すために」1周目をウォームアップに使い、2周目で勝負をかけた。その結果、ロッテラーを0.177秒上回る1分35秒012を記録。今回はロッテラーに「確実な差」をつけたオリベイラが、2戦連続でポールポジションを獲得した。

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2位はロッテラー。3位には地元栃木でのレースとなる塚越広大(ダンデライアン)が入った。

明日の決勝レースは、14時30分から52周で争われる。今回も途中に2回のタイヤ交換義務が設けられており、ドライバー個人の力だけでなく、チーム力も問われる1戦となりそうだ。


『撮影:SHIGE
『記事:吉田 知弘』