2012年が明けて最初となるモータースポーツ、自動車関連の国内ビックイベント「TOKYO AUTO SALON 2012 withNAPAC」が13日、幕張メッセで開幕。初日の午前中は業界・報道関係者専用に会場が開放され、国内外のメディア関係者や自動車関係者が多数来場し賑わっている。
今回の東京オートサロンではSUBARUの2012年モータースポーツ体制発表を中心に国内メーカーやレーシングチームの2012年体制の発表、および使用マシンのお披露目としても注目を集めている。
13日午前中にはGAZOO(トヨタ)とSUBARUが2012年のモータスポーツ活動について発表を行い、GAZOOは2012年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに、これまでのレクサスLFAからマシン変更、昨年11月末に発表された新型小型FRスポーツ「86(ハチロク)」をベースにした車両で参戦することを発表した。
また昨年から参戦表明され、多くの報道陣から注目を集めていたSUBARUの2012年体制発表では正式に新型小型FRスポーツ「SUBARU BRZ」でGT300クラスに挑戦することを発表。ドライバーは昨年に引き続き山野哲也と佐々木孝太を起用する事も同時に発表された。
SUBARUブースのステージに登場したSUPER GTのドライバー2人はこのようにコメントした。
山野哲也:「今年はBRZで参戦する事になり、世界中が注目しているクルマでの参戦ということで重責を感じているとともに、また新しいマシンを一から開発していける事が楽しみです。近年のGT300では外車勢が台頭していますが、その中に混って“ジャパンパワー”“スバルスピリッツ”を世界に発信していけるように頑張ります。応援をよろしくお願いします」
佐々木孝太:「まずは今年もSUBARUのマシンでレースが出来ることについて、スタッフの皆に感謝しています。今、間違いなく一番話題のクルマでSUPER GTを戦えるということは僕らにとっても楽しみですし、このクルマの素の良さを引き出して結果を残していく事で、SUBARUのクルマの良さ、走りの楽しさを伝えていければと思います。」
気になるSUBARU BRZについては山野選手の解説を中心に、後ほどじっくり紹介していく予定だ。
この他にも、PS3の大人気レーシングゲーム「グランツーリスモ5」に収録されているF1チャンピオンチームのレッドブルレーシングから生み出されたマシン「レッドブル X2010」の1/1スケールモデルの展示も行われており、会場内で一番の人気になりそうな存在感を見せ付けていた。
そして13時からは、いよいよ一般公開がスタート。開場前からメインゲートには多くのファンが列を作り、ゲートオープンと同時にお目当てのブースへ向かっていった。
この東京オートサロンは、13日に加えて14・15日の2日間も一般公開が行われる。カスタムカーの展示がメインの中、今年はホンダ・トヨタ・日産・スバルを中心に多くのブースでSUPER GTやフォーミュラニッポンなどのレーシングカーの展示も行われている。
観戦塾では今日と明日の2日間で、現地の様子をレポートしていくほか、東京オートサロンの見どころも紹介していく。
『記事:吉田 知弘』