[昨年のモータースポーツジャパンの様子]
今年も、東京の街中にモータースポーツがやってくる。
2006年から開催されている「Motor Sports Japan」が、今週末10月29・30日にお台場の特設会場で開催される。
『モータースポーツジャパン フェスティバル イン お台場』
日時:10月29日(土)~30日(日)/9:00~17:00※2日間共通
会場:東京・お台場特設会場(東京都江東区青海)
入場料:無料(一部エリアは有料)
モータースポーツは、いつも都会から離れたサーキットで開催され、テレビ中継で観戦することはあっても、実際になかなかサーキットまで生のレースを観に行く機会がないというファンも多い。
そういったファンや、まだモータースポーツに触れたことがない方々を対象に、毎年秋に東京・お台場に特設会場を設けて、「イベント」という形でサーキット内にある風景を再現しているモータースポーツジャパン・フェスティバル。
今年も、SUPER GT、フォーミュラニッポンのマシンを中心に、多くのマシンのデモ走行や国内トップドライバーが運転するレーシングカーの同乗体験走行などのプログラムが用意されている。
■今年も多数のマシンがデモ走行。一番の注目は“オールスタースペシャルカートバトル”
一番メインとなるA会場では、デモ走行エリアが用意され、今年も様々なマシンの走行シーンを間近で観る事が出来る。
恒例の「SUPER GT」「フォーミュラニッポン」「ラリーカー」のデモ走行が行われる他、今年ニュルブルクリンク24時間耐久レースを戦ったレクサスLFAのマシンや、1991年のル・マン24時間耐久レースで総合優勝を果たしたマツダ787Bのデモ走行も両日とも行われる。
[昨年のモータースポーツジャパンの様子]
そして、今年の注目イベントの一つが、国内トップドライバー対抗の「オールスタースペシャルカートバトル」だ。
フォーミュラニッポンやSUPER GTに参戦する国内トップドライバーが集合し、ガチンコ勝負のカートレースを繰り広げてくれる。参戦ドライバーは以下の通り
10月29日(土)
大嶋和也、平手晃平、井口卓人、安田裕信、柳田真孝、武藤英紀、伊沢拓也
10月30日(日)
佐藤琢磨、伊藤大輔、脇坂寿一、立川祐路、本山哲、ロニー・クインタレッリ、道上龍、武藤英紀
国内レースファンにとっては、必見のイベントになるかもしれない。
■30日(日)には、佐藤琢磨も参加決定!スペシャルデモ走行の予定も?
30日(日)には、米インディカーシリーズにフル参戦中の佐藤琢磨も来場する。前述のカートバトルにも参加するほか、トークショーなどのスペシャルイベントや、琢磨がマシンに乗り込んでのデモ走行も予定されている(マシンは未定)。今季、インディで2度ポールポジションを獲得し、以前はF1でも大活躍した佐藤琢磨に会えるチャンスだ。
[佐藤琢磨]
■本物のガレージに、プレミアムパドックも新設!気分は本物のサーキット!?
デモ走行がメインとなるA会場では、ホンダ、トヨタ、日産、スバルを中心に大きなブースが設置され、その中には実際にデモ走行で使用するマシンも用意されている。特にSUPER GTやフォーミュラニッポンのマシンは実際のレースと同じように専用のガレージが組まれ、本物サーキットと同じような体験ができる。
[昨年のモータースポーツジャパンの様子]
さらに今回は「本物のサーキットを体験してもらおう」と、“プレミアムパドック”という有料エリアが用意されている。通常のサーキットではVIPの方々を対象に用意されるスペースを再現してあり、専用のパス(前売り:2,500円/当日券:3,000円)がないとエリア内に入ることは出来ない。ここではデモ走行も快適な位置で観覧可能で、F1のパドックでも出てくるモーターホームも、今回はブリヂストンが出展。さらにドライバーたちも同エリアを使用予定で、憧れのドライバーが隣にいることもあるかもしれない。
まさに“内側のモータスポーツの世界”を体験できるプレミアムパドック。有料券の購入が必要となるが、是非体験していただきたい空間だ。
プレミアムパドック券の購入方法・詳細
http://www.motorsport-japan.com/msjf/paddock.html
この他にも、親子で学べる交通安全・安全運転のコーナー(B会場)や、ヒストリックカー、レプリカカーの展示・トークショーのスペース(C会場)など、都内にいながら一日中モータースポーツに触れることが出来る空間が、今年も29・30日の2日間お台場に出現する。なお、会場への入場は無料(プレミアムパドックのみ有料)
[昨年のモータースポーツジャパンの様子]
特に、普段は「一緒にレース観に行く相手がいないから」とか「サーキットまで遠いから」という理由で、サーキット観戦を断念していたファンの方や、「今週末お台場へ行く予定だけど・・・」という方は、是非会場に足を運んでいただいて、モータースポーツの迫力に触れていただきたい。
『記事:吉田 知弘』