9日に決勝レースが行われた2016F1日本グランプリ。決勝日は72,000人が来場。3日間の総動員は145,000人を記録した。
明け方まで強い雨が降り続いていた鈴鹿サーキット周辺。当初の天気予報では午前中も雨が残るのではと思われていたが、ファンの願いが通じたのか午前8時のゲートオープンを迎えると、雨は止み決勝レース後半には晴れ間も見えるほどになった。
この日は、午前中からGPスクエア周辺でのイベントが盛況。恒例のF1ドライバートークショーに加え、中嶋一貴、小林可夢偉が登場しスーパーフォーミュラの魅力を伝えるトークショーも開催。今月末に行われる最終戦「JAFグランプリ」のPRも行っていた。
ドライバーズパレード前には往年のF1マシンが鈴鹿サーキットを駆け抜けるレジェンドF1デモンストレーションランも開催。今年は1989年のチャンピオンカーであるマクラーレン・ホンダMP4/5と1987年の鈴鹿での日本GP初代ウィニングマシンであるフェラーリF187が登場。マクラーレンには来季F1フル参戦が決まっているストフェル・バンドーン。そしてフェラーリはなんと中嶋一貴がドライブ。路面コンディションやマシンの状態もありアクセル全開とまではいかなかったが、往年のF1サウンドをサーキット中に響かせた。
実はF1マシンで鈴鹿を走るのは初めてだったというバンドーンは「最高のコースで、最高のマシンで走れて光栄。来年は現行のF1マシンでここを走れるから、今から楽しみだよ」と笑顔で語っていた。
そして、レースが終わると、また西コースではコースウォークも行われ、レースの余韻に浸りながら、コースを歩くファンの姿も。メインストレートの大型ビジョンは早くも決勝レースのプレイバック上映が行われた。ピットでは早くも撤収作業が開始されており、その様子を眺めつつ、ついさっき終わったレースをもう一度振り返っていた。
そして、帰りのメインゲート前では今年も鈴鹿サーキットのスタッフがチェッカーフラッグを振ってファンをお見送り。ゲートのところに毎年掲げられる最後のメッセージ、今年は「来年も世界最高のグランプリで会いましょう!!」だった。
6日(木)のピットウォークから始まったF1日本GPのレースウィークも、あっという間に終了。サーキットを離れる寂しさをこらえるかのように、そこで立ち止まって記念撮影をして、2016F1日本GP最後の思い出を作って、「また来年!」を合言葉に家路を目指した。
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