7日から走行セッションが始まる2016F1日本グランプリを前に、レッドブル・レーシングが日本のメディア向けに囲み取材を実施。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが今週末の意気込みを語ってくれた。
ちょうど前戦のマレーシアGPではリカルドが今季初優勝。フェルスタッペンも2位に続き、陣営が久しぶりにワンツー・フィニッシュを獲得し絶好調。昨年は苦労した部分もあったが、今年は着実に速さを取り戻し、メルセデス勢に近づくパフォーマンスを見せている。
優勝を果たしたリカルドは「とにかく嬉しかった。モナコの時は勝つことはできなかったけど、キャリア初ポールがとれるなど、(結果以外は)完璧な週末を送ることができた。それと同じことを続けていれば、必ず勝てるを思ってやり続けてきたよ」とコメント。日本に入ってからはフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)と寿司を食べに行くなど、わずかではあるが日本を満喫していた様子だった。
今年はレッドブルに移籍して史上最年少初優勝を成し遂げたフェルスタッペン。彼にとって鈴鹿は初めてF1でフリー走行を体験した思い出の場所でもある。その鈴鹿について「僕にとって特別な思い出があるコース。一昨年の金曜フリー走行で初めてF1で走行した。とてもチャレンジングなコースだと思う。特にセクター1は速度が速いんのにコース幅が狭く、バリアへのマージンも少ない。走りがいがあるし、面白い部分だよ」と語ってくれた。
そして気になる今週末のレース。残念ながら天気予報では予選、決勝ともに雨模様となりそうなのだが、逆にレッドブルの2人は、それを好機と捉えている模様だ。
「間違いなくチャンスはあるよ。2年前だったかの雨のレースでも速さをみせることができた。今のレッドブルのマシンはコンペティティブなマシンになっているし、メルセデスに近づくことはできると思う」
フェルスタッペンも「雨になることは僕たちにとって良いことだと思っている。空力面ではレッドブルのマシンは強さを持っている。ドライでも速いんだけど、現状メルセデスとは差がある。だけど雨になればその差が縮まると思うよ」と自信をみせていた。
今年はメルセデス勢が圧倒的に有利な状態だが、その中で彼ら以外で唯一勝利を挙げているのがレッドブル勢。先週の勢をそのままに、ここ鈴鹿でも勝利をもぎとれるか。レッドブル勢の走りから目が離せない。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。