13年ぶりに復活した鈴鹿サーキットでの200kmレース。
耐久レースで、最低1回のピットインが義務付けられており、給油のタイミングなど各チームの戦略が注目されるなか、35周で争われるJSB1000クラスの決勝がスタートした。
ホールショットを奪ったのは3番手スタートの高橋巧[MuSASHi RT ハルク・プロ]、2番手に山口辰也[TOHORacing]、柳川明[Team GREEN]、津田拓也[ヨシムラスズキシェルアドバンス]と続く。ポールポジションの中須賀克行はスタートに出遅れ1周目に6番手までポジションを落とす。レース序盤は8台でのトップ争いとなった。
スタートで出遅れた中須賀は徐々に順位を上げ3周目のシケインで3番手まで挽回、直後のホームストレートで前をいく高橋をパスして2番手に浮上。
5周目にはいると優勝争いはトップを走る津田、中須賀、柳川の三つ巴となり、テールトゥノーズで激しい走りを見せる。
14周目に中須賀がトップに立ち、2番手の津田、3番手柳川を含めた3台で周回を重ね、残り5周となった最終コーナーで転倒があり赤旗中断、そのままチェッカーとなった。
ホールショットを奪った高橋は徐々に順位を落とし、7位でレースを終えた。若手で勢いのある野左根航汰[YAMALUBE RACING TEAM]が4位に入った。
優勝 中須賀 克行 [YAMAHA FACTORY RACING TEAM]
土曜までと違って風も出てきたり曇っていて路面温度も下がってくる中でバランスが取りにくかった。レースウィークを通してペースを上げていくとタイヤの消耗が激しかったので決勝では上手くタイヤをマネジメントして走ることが出来たと思います。津田くんと早い場所遅い場所が違ったのでリズムが取りにくかったんですが勝負どころでしっかり走れたのがよかった。また、周回遅れを使って少しづつマージンを取れたらという作戦通りにレースをコントロールできたと思います。
先日熊本地震があり僕自身も九州在住ですし九州には沢山のバイクファンがいるので少しでも力になれる様にと願っていたので元気付けることができたと思います。今シーズンは自分の目標通り全戦全勝を目指して頑張りたいと思います。
2位 津田 拓也 [ヨシムラスズキシェルアドバンス]
序盤トップを走っていたというか走らされていたというか…レース自体はコントロールされて終わったという感じです。自分の悪い所も見えたし次のレースではもっと冷静に勝てる様に分析してチーム一丸となって取り組んで行きたいと思います。
3位 柳川 明 [Team GREEN]
トップスピードは他の2人よりも出ていたんですがあまりにも出すぎると止まるのも大変なんでスリップを使って真っ直ぐ行ってしまわない様にコントロールするのも大変だった。新型マシンであまりデータが無い中で表彰台に上がれたのは良かったと思います。
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