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【SF】2016年シリーズ概要を発表!認知度向上の施策も実施
- 2016/3/18
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3月13日、モータースポーツファン感謝デーが行われた鈴鹿サーキットで2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズの概要発表会が行われた。
毎年、東京で開催される機会が多かったSF概要発表会だが、今回は鈴鹿サーキットで開催。それでも多くのレース関係者や報道陣が集まったほか、開幕戦のチケットを購入した一部のファンにも公開された。
会場となったホスピタリティラウンジには昨年チャンピオンを獲得した石浦宏明が駆るセルモ・インギングのマシンが展示。2月のトヨタ・モータースポーツ体制発表ではカーナンバーが昨年のままだったが、今回は初めてカーナンバー1がお披露目され、もちろん足元には今季からオフィシャルタイヤサプライヤーとなるヨコハマタイヤが装着されていた。
ダラーラ製のマシンに変わってから3年目となる今シーズン。これまでも元F1ドライバーなど注目選手が来日して参戦してきたが、今年は2015年のGP2チャンピオンでマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務め、今F1に最も近いドライバーと言われているストフェル・バンドーンが参戦。国内のみならずヨーロッパのメディアも注目するほどになっている。
これについて、JRPの白井社長は「“スーパーフォーミュラがF1、インディと並び称せされ、三大フォーミュラのひとつになることを目指す”と、私は常々申し上げてまいりました。ようやくその兆しが見えてきた様な気がします」とコメント。今後も実力を持った世界中のドライバーたちが参戦できるよう門戸を広げていくという。
今シーズンからシリーズ名称が一部変更。「全日本選手権スーパーフォーミュラ」から「全日本スーパーフォーミュラ選手権」となる。全11チーム、19台のマシンと参戦台数は変わらず、レースフォーマットも大きな変更はない。予選はノックアウト方式。決勝レースの距離も250kmに統一されているが、最終戦鈴鹿のみ2レース制で開催される。
今回はスーパーフォーミュラをサポートするシリーズサプライヤーやプロモーションパートナー各社も紹介。ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル株式会社の代表取締役副社長兼企画本部長の阿部義朗氏は「20年ぶりのトップフォーミュラ参戦なので、新参者に近い状態。原点回帰をキーワードに邁進させていただきたいと思っています。我々ヨコハマタイヤができることをスーパーフォーミュラの皆さんに提供したいと考えています」と挨拶した。またプロモーションパートナーとして新たにソニー株式会社も協賛。同社が手がける小型カメラ「ActionCam」が車載カメラとして全車に搭載される他、メカニックのヘルメットにも装着し、ピット作業の瞬間などより臨場感のあるシーンを撮影する。
さらに今年は、より認知度向上と世界への情報発信も重視しており、Jスポーツでの全戦生中継はもちろん、BSフジのスーパーフォーミュラGo!On!」も継続放送。さらにYouTubeも活用しての映像配信やSNSなどでは英語版もレギュラー化し、海外向けの情報展開も考えているとのこと。開催地は日本ではあるが、今年はこのレースをどこまで世界中に発信できるかが、大きなカギとなるだろう。
続いて、2016年に参戦する全ドライバーとチーム監督がステージに登壇。バンドーンはもちろん、WECテストで帰国したばかりの中嶋一貴、小林可夢偉も登場。集まった報道陣とファンに向けて今季の意気込みを語った。最後に全ドライバーを体表してチャンピオンの石浦宏明が「こういうメンバーが集まって、とてもハイレベルなシーズンになると思いますし、このメンバーでレースができることが楽しみです。あとは世界中から注目されるシリーズになってきていると思うので、僕たちがさらに熱いレースをして、このシリーズ全体を盛り上げていけるように出来ることは何でもやっていきたいなと思います。ファンの皆さんもサーキットに来ていただいて応援していただければなと思います。よろしくお願いします!」と挨拶した。
2016シーズンも4月23・24日の鈴鹿サーキットでの開幕戦を皮切りに、北は宮城県のスポーツランドSUGO、南は九州・大分県のオートポリスと全6サーキット7大会が開催される。すでに行なわれている公式合同テストでの結果を見ると、昨年よりもさらに僅差のバトルが予想され、勢力図も大きく変わってくるのではないかと言われている。
毎年「見逃せない」と常々紹介してきているスーパーフォーミュラだが、今年はより一層激しいチャンピオン争いになっていくのではないかと誰もが楽しみにしている。
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