スペインのカタロニア・サーキットで行われているF1プレシーズン合同テスト。24日は3日目のセッションが行われ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が1分23秒110でトップタイムを記録した。
第1回目のバルセロナテストは、この日から後半戦。ここで担当ドライバーを入れ替えるチームが多く、フェラーリはセバスチャン・ベッテルからキミ・ライコネンへ。ウイリアムズもバルテリ・ボッタスに代わりフェリペ・マッサが2016年初のテスト走行に臨んだ。その他にも今日からテストスタートのドライバーが何人かいた。
2日連続トップタイムのベッテルからマシンを引き継いだライコネンだったが、朝から予想外の事態が発生。燃料システム系のトラブルで午前中の大半をピットで過ごすことになってしまったのだ。ようやくお昼前に修復を終えてコースインするものの、タイミングが悪く赤旗になるなど満足に走れず午前中はなんとノータイム。それでも午後は1レース分をきっちり走り込み3番手タイムを記録した。
今年はここまで順調だったマクラーレン・ホンダにもトラブルが襲う。この日はジェンソン・バトンが担当。午前は45周を難なくこなしていたが、午後に入って油圧系のトラブルが発生。わずか6周しか走れず、早々と3日目のテストを終えることになってしまった。なお明日の走行に関しては影響はない様子。ここまで1レース以上の距離を走破してきていただけに勿体無いセッションとはなったが、今のうちにトラブルを出し尽くして開幕戦に臨みたいところだろう。
そんな中でトップタイムを記録したのはニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。スーパーソフトを履いていたことと燃料が軽めだったこともあり1分23秒110までタイムが伸びた。2番手には新規チームのハースF1。ロマン・グロージャンが1分25秒874で続いた。3番手にはライコネンで、トラブルから挽回をみせ1分25秒977を記録している。
この他にもワークス復帰を果たすルノーのケビン・マグヌッセンが4番手にくるなど、初日と2日目に比較的苦労していたチームが上位にきた3日目となった。
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