2015年のSUPER GT第7戦オートポリス。注目の決勝レースが11月1日に行われた。
昨日同様に寒い1日となったオートポリス。気温14度、路面温度17度の中でスタートした。GT500クラスは序盤からNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)とNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明)の一騎打ちとなる。序盤は12号車のオリベイラがリードを広げにかかるが、GT300との混走が始まると接近。何度か横に並びかけるが、オリベイラが冷静にラインをつぶしトップを死守した。一方の38号車を駆る立川は中盤になるとペースが上がらず逆に後方から迫ってきたNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)にパスされてしまう。
ここから12号車と1号車のトップ争いが白熱。35周を終えたところで1号車が先にピットイン。クインタレッリから松田次生に交替。新しいタイヤでペースを上げ逆転を目指す。トップの12号車は39周終わりでピットイン。オリベイラから安田にバトンタッチする。
順位は入れ替わることなくコースに復帰したが、交換したての冷えたタイヤでペースが上がらない12号車に、1号車が接近。41周目の1コーナーでパスしトップに浮上した。しかし、ランキング首位を走る12号車の安田もなんとしてもトップを奪い返すべく猛追。47周目の第2ヘアピンでインに飛び込むがオーバーラン。そのクロスラインを使って松田がトップを奪い返そうとするが、外側から立ち上がってきた安田と接触した。12号車のサイドパーツが一部飛び散ったが両者ともにそのままレース続行。安田はその後も果敢に攻めに行くが、松田を攻略することができない。
トップ争いの決着がつき始める中、3位争いが終盤に白熱する。38号車が終始表彰台の一角をキープしていたが、終盤の雨で濡れ始めた路面を生かして追い上げてきた塚越広大/武藤英紀組のKEIHIN NSX CONCEPT-GTが最終周の3コーナーで38号車を捉え3位へ。ホンダ勢が表彰台を一角を死守する。
最後の最後まで続いたトップ争いは1号車が先にチェッカーを受け今季2勝目を獲得。2位には12号車、3位に17号車が続いた。これでシリーズランキングは12号車の安田/オリベイラ組が66ポイントで1位変わらず、2位に1号車(松田/クインタレッリ組)が64ポイントまで伸ばし2ポイント差まで接近。2週間後の最終戦もてぎで決着がつくことになる。
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