先月末に行なわれたWEC第2戦スパ・フランコルシャンのフリー走行中にクラッシュを喫し、脊椎の一部を痛める怪我を負った中嶋一貴。事故から約2週間経った13日に、トヨタがプレスリリースを発表し現在の彼の状態を伝えた。
事故後、すぐにサーキット近くの病院に搬送。数日入院した後にフランスのニースにある病院に映され、集中治療施術を受けた。
幸い神経系へのダメージはなかったものの、事故の衝撃も強く、ル・マン24時間レースへの参戦も絶望視され、レース復帰にもしばらく時間がかかるのではないかと思われた。しかし治療等も順調に進み、退院後は自由に身体を動かすことができるところまで回復しているとのこと。現在はイタリアに滞在し来月13・14日に開催されるル・マン24時間レース参戦を目標にリハビリを開始している。
なお、リハビリに専念するため23・24日に行なわれる全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦岡山は欠場。代わりに大嶋和也がドライブすることがすでに決まっている。
参戦が叶えば、今年で4度目のル・マン挑戦となる一貴。昨年は日本人初のポールポジションを獲得、決勝レースでも終始リードしていたが、彼の担当スティント中にトラブルが発生。無念のリタイアとなってしまった。
もちろん、大きな事故だっただけにしっかり身体のコンディションを整えてからレースに復帰してほしいのだが、昨年のリベンジを果たすためにも、何とかル・マンには間に合うことを願いたい。
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