2015年の世界耐久選手権(WEC)第2戦がベルギーのスパ・フランコルシャンで開幕。初日のフリー走行に臨んだNo.1 TOYOTA TS040HYBRIDがクラッシュ。乗り込んでいた中嶋一貴が病院へ搬送され治療を受けている。
現地時間の30日に行なわれたフリー走行。現地は雨により視界が悪い状況。名物のオー・ルージュを抜けた先のケメルストレートで減速していたアウディのマシンに接触。フロントを大きく壊した1号車はモノコックにも損傷が及んで降り、一貴はメディカルセンターで診断を受けた後に詳しい検査のためヴェルヴィエの病院へ緊急搬送された。
幸い意識はあるとのことだが背中の痛みを訴えているとのこと。現時点で分かっているのは脊椎の一部を損傷したことがトヨタのリリースで伝えられている。なお今週末のレースは欠場。その後も日本国内でスーパーフォーミュラ第2戦岡山に加え6月にはル・マン24時間耐久レースが控えている。両レースとも開幕まで時間がないだけに出場が危ぶまれている。
中嶋一貴コメント(トヨタリリースより)
「最初に、レースディレクターのエデュアルド・フリータス氏と彼のサーキット・セーフティクルー、そして素晴らしい処置をしてくれたこの病院のドクターに感謝します。彼ら全員が本当のプロフェッショナルであったお蔭で、大事に至らなかったことに感謝しています。残念ながら、レントゲン写真を見る限り、私の脊椎の一部に損傷が見られました。信じられないほどショックですが、今私に出来る事は限られています。出来る限り早く復帰出来るように集中するだけです。アクシデントについてはあまり語れることはありません。私はストレートを走行していたのですが、突然車両の右前から水煙を浴びました。反応する時間はありませんでした」
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