FIA(国際自動車連盟)は20日、スイスのジュネーブで世界モータースポーツ評議会を開き、7月に開催予定だったドイツGPの中止が正式に決定。レースカレンダーも全19戦に訂正された。
毎年、ニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクの交互開催となっていたドイツGP。今年はニュルブルクリンクの番だったが、財政難やオーナー変更に伴い開催契約の合意がまとまらず、シーズン前のカレンダーでも「暫定」扱いのままだった。
しかし、シーズンが開幕して両サーキットとも開催困難とのことでキャンセルが決定。モータースポーツ評議会で正式にカレンダーから外れることが決まった。
これまでも、様々な理由で開催中止になることがあったが、シーズンが開幕してからの中止決定は珍しい。特にドイツはセバスチャン・ベッテル、ニコ・ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグなどドイツ人ドライバーが多いほか、メルセデスの母国GPでもあり、今回の決定に複雑な心境でいる関係者も少なくないだろう。
なお2015シーズンの昨年同様に全19戦に。7月第1週のイギリスGP以降に3週間のインターバルがあり、ハンガリーGPからベルギーGPは夏休み期間として4週間のインターバルが設けられる。今回のドイツGP中止により7・8月のレース開催数が減ったカレンダーとなった。
【2015F1レースカレンダー(3月20日更新)】
オーストラリアGP(3/13〜15)
マレーシアGP(3/27〜29)
中国GP(4/10〜12)
バーレーンGP(4/17〜19)
スペインGP(5/8〜10)
モナコGP(5/21〜24)
カナダGP(6/5〜7)
オーストリアGP(6/19〜21)
イギリスGP(7/3〜5)
ハンガリーGP(7/24〜26)
ベルギーGP(8/21〜23)
イタリアGP(9/4〜6)
シンガポールGP(9/18〜20)
日本GP(9/25〜27)
ロシアGP(10/9〜11)
アメリカGP(10/23〜25)
メキシコGP(10/30〜11/1)
ブラジルGP(11/13〜15)
アブダビGP(11/27〜29)
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