【TAS2015】SFトークショーに山本尚貴と国本雄資が登場、スーパーフォーミュラの魅力を伝える

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 9〜11日に開催された「東京オートサロン2015 with NAPAC」の会場で全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦する山本尚貴と国本雄資がトークショーステージに登場。国内最高峰のフォーミュラレースの魅力を語った。

 10日と11日に計2回行なわれたトークショー。今回は実際のレース映像を放映しながらスーパーフォーミュラというレースについて分かりやすく丁寧に解説。中にはメインステージで行われる次のライブイベントのために早く到着したという方も多く、今までスーパーフォーミュラにはあまり興味がなかったという方も迫力あるレース映像に釘付けになり、2人の話にも興味津々になっていた。

 もちろん会場には毎回サーキットへ観戦に行っているというSFファンも多く来場。中には今週末のためだけに熊本からやって来たという女子高校生もおり、一番のお目当てである山本にエールを贈っていた。

 昨年から全チームが新車SF14に変更。2013年王者の山本はカーナンバー1をつけ参戦。前半はホンダエンジン勢が苦戦が強いられながらも孤軍奮闘獲。第5戦オートポリスと第6戦SUGOで2回ポールポジションを獲得した。しかし決勝で結果に結び付けられずランキング9位。「レースって良い時ばかりじゃないし、悪い時も現状を認めてそれを良くするだめにどれだけできるかが凄く大切。それを身に沁みて感じることが出来た1年でした。その悔しさをバネに今年頑張りたいです」と昨シーズンを振り返った。

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[(左)山本尚貴、(右)国本雄資]©SHIGE.Y

 一方の国本は国本雄資はP.MU/CERUMO・INGINGから参戦。第5戦オートポリスでは2位表彰台を獲得しランキングは7位だった。「自分のミスで何戦かポイントを落としたレースもあったし、もうちょっといけたかなという思いはあります。色々な経験をして成長ができた1年でした。」と、こちらも昨年の走りには満足がいっていない様子だった。

 さらに激戦が予想される2015シーズン。山本は「まだ今年の体制は発表されていませんが、まだSFに参戦することができれば自分の速さと強さを再び証明したいですし、同時にSFの魅力も皆さんに存分に伝えていきたいです」とコメント。国本も「まだどのチームで走るかは決まっていないですが、結果が求められるシーズンだと思っています。開幕戦からしっかりダッシュできるように準備を進めていきたいです」2人ともSFに参戦するという正式発表はないが、今季の抱負を語った。

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 前述でも触れたように、近年は若い世代のファンも増えており、サーキットのパドックでも多くの女性ファンも見かけるようになりはじめ、スーパーフォーミュラの認知度と人気が少しずつ上昇してきているのを感じた週末だった。

 今シーズンも全7戦で開催予定。このオートサロンで興味を持った方は、是非どこかのタイミングで足を運んでいただきたい。

全日本選手権スーパーフォーミュラ公式サイト

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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