2014年のF1日本グランプリ。予選前最後となるフリー走行3回目が4日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
世間的には今日から休日という方も多く、早朝のゲートオープンでは多くのファンが列を作り、1年ぶりに観るF1の走行を楽しみにしている方も多かった。また今日から全エリア完全指定席(Exビューを除き)になるが、グランドスタンドを始め各コーナーにも多くのファンが詰めかけ、ピットアウトしてくるマシンに手を振って声援を送っていた。
昨日のフリー走行2回目でクラッシュを喫し、わずか2周しか走れなかった小林可夢偉(ケータハム)。マシンも無事に修復され、積極的に走行を繰り返すが、タイムが今いち伸びず22位。ライバルのマルシャから1秒離される苦しい結果となった。
一方、上位陣では相変わらずメルセデスAMG勢が絶好調。ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトンがタイムを塗り替えていき、1分34秒前半まで伸ばしていく。ところが残り10分で予想外の事態が発生。ハミルトンが1コーナーでバランスを崩しコースオフ。そのままほぼ真っすぐタイヤバリアに突っ込んでしまった。幸い彼に怪我はなかったが、フロントウイング破損と左フロントサスペンションが完全に折れるダメージを受けてしまい、午後の予選に向けて不安要素を残してしまった。
最大のライバルがいなくなったロズベルグはタイムを更に更新1分33秒228でセッションを終えた。2位にハミルトン、3位にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が続いている。
注目の公式予選は14時00分からスタート。果たして今年の鈴鹿ポールシッターは誰になるのか?鈴鹿サーキットは徐々に緊張感に包まれ始めている。
『記事:吉田 知弘』
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