2014年のSUPER GT第6戦インターナショナル鈴鹿1000km決勝。今年は1度もセーフティーカーが出ることなく順調に進行し、チェッカーの時を迎えた。
終盤はNo.36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)とNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)の一騎打ち。一時はサイドバイサイドになるほどの攻防戦が繰り広げられたが、5ストップ作戦の36号車ロシターがプッシュ。23号車に対して着実にリードを広げていく。
ピットではアンカーを務める予定の中嶋一貴がスタンバイ。しかし、チームはドライバー交替時のアクシデント等によるタイムロスを懸念し、ロシター続投を決断。残り27周で給油とタイヤ交換のみを終え、コースへ復帰する。
その後もロシターは、ミスのない走りで着実に周回を重ね、最終的に2位の23号車に50秒もの大差をつけトップチェッカー。今季初優勝を飾った。2位には23号車が入り、3位には終止トラブルなく粘り強く走り続けたNo.18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ) が2戦連続で表彰台を獲得。なお、この結果により23号車の松田/クインタレッリ組が60ポイントでランキング首位に浮上した。
1000kmにも及ぶ長い戦いを終え、パルクフェルメに帰ってきたロシターはルーフの上に立ってガッツポーズ。一貴も最終ラップまで険しい表情をみせていたが、ロシターと再開すると笑顔をみせていた。
『記事:吉田 知弘』
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