【SGT】2014第6戦鈴鹿:ペトロナストムスか?ニスモか?終盤戦に向けた攻防戦が白熱

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 No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘)の脱落により、一気に楽になったNo.36 PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)。しかし、17号車と同じ4ストップ作戦を選んでいたNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が今度は優勝候補に名乗りを上げる。115周目に4回目のピットストップを行った36号車。ドライバーもロシターに替わって再びコースに戻るが、背後には23号車の松田が接近。この時点で両者の残りストップ数は1回ずつ。

 タイヤが温まっておらずペースが上がらないロシター。その隙をついて松田がトップ浮上を目指すが、必死にブロック。それでも松田がなんとか並びかけ、日立オーモティブシステムズシケインでは、2人とも止まりきれずにコースオフするほど、意地の張り合いがみられた。

 これは、両者ともにアドバンテージを得ていないとしてショートカットのペナルティ対象にはならなかった。

 その後、タイヤが温まったロシターが思い切り飛ばし現在4秒のリードを築いているが、距離にしてまだ300km近く残っている。まだまだトラブルやアクシデントなど、予想がつかないレースが続いている。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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