毎年、夏の鈴鹿の風物詩として知られているインターナショナル鈴鹿1000km。第43回大会を迎えた今年も、予選日から25,000人が来場。大盛況の1日となった。
今年は土・日とも参加券が完売したピットウォークは、予想以上の盛況ぶり。各チームもグッズをうちわやステッカーなどのグッズを用意し、あっという間に配布がなくなるほどだった。
今回はスケジュール的に予選直前でのピットウォークだったが、ドライバーも忙しい時間の合間を縫って参加しファンサービス。またレースクイーンたちも暑い中、ピット前に立ってグッズ配布や撮影対応などで華を添えていた。
最近、ピットウォークを中心に、各スポンサーやメーカーのゆるキャラたちも登場。集まったファンから人気を集めていた。また今回来場するという情報が入っているオカザえもんは、明日来場予定とのこと。愛知県岡崎市出身の中嶋一貴・大祐兄弟の応援に駆けつける予定だ。
グランドスタンド裏のGPスクエアは、レースセッション以外の時間になると、ほぼ満員状態。中でも各サーキットで人気のキャンギャルオンステージは黒山の人だかりになるほど。また、メーカーブースも建ち並び、ドライバートークショーやグッズ抽選のじゃんけん大会などで盛り上がった。
来場者数は25,000人だったが、雰囲気としてはF1日本GPのようなファンの熱気がどこにいても伝わってくるという雰囲気が感じられた。
そして、日が暮れた18時45分から恒例の前夜祭がスタート。今年は往年の人気マンガ「サーキットの狼」とコラボし、原作者の池沢早人師氏が来場。マンガにも出てくるロータス・ヨーロッパに乗って登場した他、多数のスーパーカーも夜の鈴鹿東コースでパレードランを行った。また原作にも登場する星野一義と現在ランボルギーニでGT300クラスに参戦中の織戸学選手もトークショーに加わった。織戸選手は「僕が当時熱心に読んでいた漫画の作者と憧れの星野さんと共演できるなんて夢のよう。すごく緊張しています。」と、現役勢の中ではベテランだが、珍しく興奮した様子で話していた。
最後には池沢氏が恒例の花火のカウントダウンを行い、決勝レースに向けて一足早く、鈴鹿の夜空に花火が盛大に打ち上げられた。
明日は12時15分から決勝レースがスタートの予定。毎年、多くのドラマが起きる鈴鹿1000kmだが、今年は一体どんなレースが待ち構えているのか?現地に来るファンだけでなく、自宅でテレビ観戦という方々も目が離せない1戦になりそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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