いよいよ2012年のF1が幕を開けた。今年も開幕戦の舞台はオーストラリア・メルボルンにあるアルバートパークサーキット。12チーム、24台のマシンが揃い、16日(金)には金曜日フリー走行が行われ、午前の1回目ではジェンソン・バトン(マクラーレン)、午後の2回目ではミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がトップタイムを記録した。
この日のアルバートパークサーキットは朝からウエットコンディションとなり、各チームが新しくなったピレリのウエットタイヤ、インターミディエイトタイヤでの走行からスタート。セッションの終盤に向けて路面が乾いていくという難しいコンディションでの金曜フリー走行となった。
そのため、各チームともに手探りの中での走行が続き、午後にトップタイムを記録したシューマッハも「今シーズン、そして今週末に向けてよいスタートを切る事が出来たけど、今日は天候が複雑だったため、自分達のパフォーマンスについて正確に測るのは難しい。」とコメント。明日の予選日以降は晴れの天気予報も出ており、今日のリザルトがそのまま予選グリッドの判断材料にはならないようだ。
一方、王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は午前11位、午後10位のタイムを記録、3年ぶりにF1復帰を果たしたキミ・ライコネン(ロータス)は午前9位、午後18位で初日の走行を終えている。
そして、日本期待の小林可夢偉(ザウバー)は、午後に5位タイムを記録。ウエットコンディションの中での好タイムとなったが「今日はコンディションの変化が激しく、思っていたほど色々なことは学べなかった。明日の予選に向けて何をしていかなければいけないか、注意深く考えていきたい」と、すでに明日の予選で最高の結果を出すための準備に移っている。
注目の公式予選は、日本時間の17日(土)15時00分から行われる。
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