今年も1ヶ月に迫った2014年の鈴鹿8時間耐久ロードレース(第37回大会)。この記念すべき第1回大会の優勝チームであるヨシムラは、スズキのMotoGP開発ライダーであるランディ・ドゥ・プニエをゼッケン34番のライダーとして起用すること発表した。
ドゥ・プニエは2輪の世界最高峰「MotoGP」に2010年から挑戦。3シーズン戦い、ランキングの最高は9位。現在は2015年から復帰を果たすスズキと契約。MotoGPの開発ライダーを担当している。
今年で創業60周年を迎えるヨシムラは久しぶりに2台体制で伝統の1戦に挑戦。その1台は国内(JSB1000)で活躍中の津田拓也と、8耐ではお馴染みとなったジョシュ・ウォーターズのコンビが決定しているゼッケン34番の3人目のライダーとして加わることとなる。ヨシムラの公式サイトでドゥ・プニエはこのようにコメントしている。
「今年ヨシムラスズキから鈴鹿8耐に参戦できる事になって、とてもわくわくしているよ。この鈴鹿8耐は憧れのレースでもあるし、鈴鹿サーキットは2002年のGP250クラスでGPの初表彰台という良い思い出のあるコースなので、この8耐にも前から関心があったんだ。また、今年はヨシムラの60周年記念なので、その様な特別な年に参戦できるのも嬉しく思っている。自分にとって耐久レースも、マシンを別のライダーをシェアするのも、このスーパーバイクというカテゴリーに参戦するのも初の体験となるけれど、スズキとヨシムラに勝利をもたらす為に、最善を尽くすよ。」(ヨシムラ公式サイトより)
また、チームのエースナンバーであるゼッケン12番には吉村不二雄監督が率いるレジェンドチームを今回結成。昨年の8耐で3位表彰台を獲得したケビン・シュワンツが2年連続で挑戦が決定。辻本聡の参戦も発表されている。さらに気になる3人目のライダーは、昨年津田とともに2位表彰台獲得に貢献、またヨシムラが最後に勝った2009年のメンバーでもある青木宣篤が加わることになった。平均年齢49歳のベテラン揃いだが、間違いなく優勝候補の一角に入ってくることだろう。
強力なライダー6人が決定し、必勝体制で挑む今年のヨシムラ。7月の合同テストからどのような走りを見せてくれるのか?今から非常に楽しみだ。
『記事:吉田 知弘』
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