【SF】2013第6戦SUGO:デュバルが今季2度目のPP、山本が意地をみせフロントローを獲得

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全日本選手権スーパーフォーミュラの第6戦SUGOが28日、宮城県のスポーツランドSUGOで開幕した。当初は8月24・25日の日程で第5戦いんじぇ(韓国)が開催予定だったが、同サーキットの運営体制等の事情により中止。約2ヶ月ぶりとなる国内トップフォーミュラのラウンドとなる。

この日は公式予選が行われ、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が1分06秒141で今季2度目のポールポジションを獲得した。ここSUGOは2006年の参戦開始から全て表彰台を獲得している相性の良いサーキット。午前中のフリー走行でもトップタイムをマークするとQ1は1分06秒271でトップ通過。続くQ2は中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)に破れ2位に終わったものの、再びQ3に向けて集中し直す。実は、昨年もポールポジションのチャンスがあったデュバルだったが、珍しくQ3で力んでしまいミス。大きく出遅れる結果となってしまった。その失敗を教訓に冷静なアタックをみせ、1分06秒141で2位以下に0.2秒の差をつけた。

2位には今季絶好調の山本尚貴(TEAM無限)が飛び込んだ。午前中のフリー走行こそ7番手タイムだったが、順当にQ1、Q2と通過。昨年はなかなか残れなかったQ3でも素晴らしいアタックを披露。現在ポイントランキング首位のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)を押さえ、1分06秒343で2位を確保した。3位には、結果次第ではSUGOでチャンピオンを決めることが出来るロッテラーが1分06秒368で入った。

また、今回はアメリカのインディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨もTEAM無限からスポット参戦。約5ヶ月ぶりにドライブするSF13のマシンだったが、SUGOでの昨年の経験も活かし、見事Q3に進出。1分07秒067で3位に入った。注目の決勝レースは、29日(日)15時00分にスタートする。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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