2013年のF1世界選手権はヨーロッパを離れアジアラウンドへ。その初戦となる第13戦シンガポールGPが20日に開幕し、2回のフリー走行が行われた。今年も日が暮れてから、約1600基の照明が照らされた中での「ナイトレース」として開催。1年に一度の夜のレースということで、各ドライバーともに念入りにコースを確認するため周回を重ねていた。
この日のトップタイムは4連覇が少しずつ見えてきたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。ターン10のシケインが今年はないこともあり、2008年にキミ・ライコネンが記録したレコードタイムを約1.3秒上回る1分44秒249をマーク。2位には同僚のマーク・ウェバーがつけたが0.6秒も引き離す結果となった。3・4位にはニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのメルセデスAMGが続いた。
チャンピオン争いでベッテルを追いかけるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は1.4秒遅れの6位、キミ・ライコネン(ロータス)も1.5秒遅れの8位に終わった。順位的には金曜フリー走行という点を考えると悪くはないが、ターゲットとしているベッテルに大きなタイム差をつけられた。21日(土)の予選での巻き返しに期待したい。
注目の公式予選は日本時間の22時00分からスタートする。
『記事:吉田 知弘』
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