今週末は鈴鹿8耐で盛り上がっているモータースポーツ界だが、27・28日の日程でSUPER GT第4戦SUGOが行われる。
開幕を明日に控えた26日、宮城県のスポーツランドSUGOには各チームが朝から搬入作業を行い、ピットガレージなどの設営作業を行なっている。しかし、この日は宮城県に大雨洪水警報が発令され、午前中は集中豪雨に襲われた。そのため、午後に予定されていた86/BRZレース、ポルシェカレラカップの練習走行が一部中止になった。
さらに夕方には一時深い霧にコースが包まれるなど、早くも毎年各チーム・ドライバーを悩ませる“SUGOの魔物”が目を覚まし始めている様子だった。
4月に開幕した2013年シーズンは早くも折り返し地点となる第4戦に突入。後半戦への流れを作っていくためにも、ここSUGOでの1勝は非常に大きな意味を持つ。GT500クラスでは、今シーズン未だに勝利がないミシュランタイヤをはくREITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)、MOTUL NISMO GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)、ウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)の3台が上位にきそうな勢い。前週に鈴鹿サーキットで行われた合同テストでも日産勢2台がトップ2を独占するなど、夏に強いミシュランの性能を存分に引き出していた。また前回セパンではトップ快走ながらピット作業中のトラブルで悔しい4位チェッカーとなった18号車のウイダーHSV。前週の鈴鹿で試した左右2本出しマフラーをそのまま導入。ここSUGOで前回のリベンジを果たそうと意気込んでいる。
GT300クラスは、ここまで絶好調だったJAF-GT勢に性能調整が入り、今回はFIA-GT3勢も台頭して混戦になる可能性が高い。序盤3戦で上位に食い込んできているJLOCのランボルギーニ勢など、勝てそうで勝てていないチームが多く、明日からの予選・決勝でどのような走りを見せてくれるか目が離せない。
こちらも8耐以上に熱戦が繰り広げられそうなSUPER GT第4戦は、いよいよ明日公式予選が行われる。
『記事:吉田 知弘』
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