先週に引き続き、今週はF1第9戦ドイツGP。今年はニュルブルクリンクでの開催となる。今回もコース紹介はタイムスケジュールなど、観戦時に知っておきたい情報をご紹介する。
【コース紹介】
2013第9戦ドイツGP
ニュルブルクリンク
全長:5.148km
決勝周回数:60周(308.623km)
ラップレコード:1分29秒468(2004年/ミハエル・シューマッハ)
ホッケンハイムリンクと交互開催しているドイツGP。今年は“ニュル24時間”でも親しまれているニュルブルクリンクが舞台となる。とは言っても、スポーツカーの24時間耐久で使用している北コース(全長20.8km)は使用せず、前半部分にあるGPコース(5.148km)が今回の舞台。アップダウンが激しく、低速のヘアピンから高速コーナー。さらに連続する複合コーナーなどが存在する難しいレイアウト。さらにコース幅が狭く、両脇にある縁石も他と比べると高くなっている部分もあり、今ではすっかり少なくなった「オールドタイプ」のコースだ。
今回もDRS(可変リアウイングシステム)の稼働ポイントは2ヶ所設けられる。1つ目はコース中盤の左コーナー「ターン10」手前で計測し、ターン11から稼働。このコース最大の追い抜きポイントであるNGKシケイン(ターン13)手前まで使用出来るようになっている。2つ目は最終コーナー手前で計測しメインストレートが稼働ゾーン。ここも直後の1コーナーは鋭角のヘアピンなため、ブレーキ勝負に持ち込んで前のマシンをパスすることも可能だ。
ここドイツはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)らの母国。昨年までは7度のチャンピオンを獲得したミハエル・シューマッハの母国として熱狂的なファンがサーキットに詰めかけていたが、今年はどんな雰囲気になるのか、非常に楽しみだ。
【レーススケジュール】
※表記は日本時間
7月5 日(金)
フリー走行1回目/17:00〜18:30
フリー走行2回目/21:00〜22:30
7月6日(土)
フリー走行3回目/18:00〜19:00
公式予選 /21:00〜22:00
7月7日(日)
決勝 /21:00〜(60Laps)
【天気予報】F1公式サイト(7月4日現在)より
7月5日(金)フリー走行/雨
7月6日(土)公式予選 /曇りのち晴れ
7月7日(日)決勝 /晴れ
【フジテレビNEXT(CS)生中継日程】
※再放送もありますが各セッションの生中継スケジュールのみ記載しています。
7月5日(金)
フリー走行1回目/16:55〜18:40
フリー走行2回目/20:55〜22:40
7月6日(土)
フリー走行3回目/17:55〜19:10
公式予選 /20:50〜23:00
7月7日(日)
決勝直前生中継 /20:30〜20:50
決勝 /20:50〜23:50
【BSフジ(録画)放送日程】
7月6日(土)
公式予選/24:00〜25:00
7月7日(日)
決勝 /23:45〜25:25
【ピレリが持ち込むタイヤ】
ソフト(黄)
ミディアム(白)
インターミディエイト(緑)
ウエット(青)
前回イギリスGPでは、週末を通して計6回のタイヤバーストが発生し、非難の的となってしまったピレリタイヤ。今回のドイツGPではソフト(黄)とミディアム(白)の2種類のドライタイヤが持ち込まれる。さらに前回起きたタイヤバーストの対策の一つとして、カナダGP金曜フリー走行でテストした「ケブラーベルト」をリアタイヤに導入。これによりタイヤの消耗管理などが以前と比べても楽になると言われている。とは言っても、今まで同様に複数回の交換がレース中に求められることは確実。ここニュルブルクリンクはコース幅が狭く周回遅れのマシンを抜くのに時間がかかってしまうこともしばしばある。そのためピット回数を増やしてコース上でペースアップを図ろうという戦略が逆に不利に働く可能性も十分にあり得る。今週末も各チームはレース戦略で頭を悩ませそうだ。
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