2013年のF1は早くも第7戦に突入。今週末は北米のカナダ・モントリオールにあるジル・ビルヌーブサーキットでカナダGPが開催される。今回もコース紹介やセッション情報、持ち込まれるタイヤなど観戦時に気になる情報を紹介していく。
【コース紹介】
2013第7戦カナダGP
ジル・ビルヌーブサーキット
全長:4.361km
決勝周回数:70周(305.270km)
ラップレコード:1分13秒622(2004年/ルーベンス・バリチェロ)
今週はヨーロッパを離れ北米カナダへ。ケベック州モントリオールにあるジル・ビルヌーブサーキットが第7戦の舞台となる。1967年に開催されたモントリオール万博の会場として使用された人工島「ノートルダム島」の跡地を利用したコース。分類としては公道コースになるため、基本的にコース脇のウォールとの距離が近く、一歩間違えば即クラッシュというシビアさは前回のモナコに近いものがある。またサーキット名称は地元出身のF1ドライバーである故・ジル・ビルヌーブ氏がきっかけ。彼が1978年にここで初優勝を飾った業績を讃えて、現在のコース名称になっている。
[スタートラインには“Salut Gilles”(やあ、ジル)と今でも書かれている:©Pirelli]
コースを細かく見ていくと、4本の長いストレート区間をシケインやヘアピンなど低速コーナーで結ぶ“ストップ&ゴータイプ”のコースレイアウト。急激な加速と減速を1周の間に何度も繰り返すため、ブレーキやエンジンへの負担が大きく、レース終盤はブレーキトラブルに悩まされるドライバーも少なくない。追い抜きポイントは直線が長いこともあり比較的多く、ターン10(旧ピット前ヘアピン)やターン13(最終シケイン)など。またDRSゾーンは2箇所設けられ、ヘアピン前で計測、稼働ゾーンは最終シケイン前ストレートとメインストレートの2つだ。
【レーススケジュール】
※表記は日本時間
6月7日(金)
フリー走行1回目/23:00〜24:30
フリー走行2回目/27:00〜28:30(8日03:00〜04:30)
6月8日(土)
フリー走行3回目/23:00〜24:00
公式予選 /26:00〜27:00(9日02:00〜03:00)
6月9日(日)
決勝 /27:00〜(70Laps)(10日03:00〜)
【天気予報】F1公式サイト(6月7日現在)より
6月7日(金)フリー走行/雨
6月8日(土)公式予選 /雨
6月9日(日)決勝 /曇りのち晴れ
【フジテレビNEXT(CS)生中継日程】
※再放送もありますが各セッションの生中継スケジュールのみ記載しています。
6月7日(金)
フリー走行1回目/22:55〜24:40
フリー走行2回目/26:55〜28:40
6月8日(土)
フリー走行3回目/22:55〜24:10
公式予選 /25:50〜28:00
6月9日(日)
決勝直前生中継 /26:30〜26:50
決勝 /26:50〜29:50
【BSフジ(録画)放送日程】
6月9日(日)
公式予選/12:00〜12:55
6月10日(月)
決勝 /22:00〜23:50
【ピレリが持ち込むタイヤ】
スーパーソフト(赤)
ミディアム(黄)
インターミディエイト(緑)
ウエット(青)
カナダGP用にピレリが用意したタイヤはスーパーソフト(赤)とミディアム(白)。ここは高速コーナーが少ないため、タイヤへの負担は比較的大きくないと言われているが、急加速と減速を繰り返す中での消耗は必ずある。そのタイヤマネジメントをどう行なっていくかが今回も鍵になりそうだ。今年の傾向と見ると、スーパーソフトは予選でのタイムアタックで積極的に使用され、決勝ではミディアムがメインで使われるだろう。しかし、週末の天気予報は雨。そうするとインターミディエイトやウエットと言った雨用タイヤの出番となる。今シーズンはまだ数少ないウエットコンディションでの予選・決勝となると、また異なるレース展開が待っているかもしれない。
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