インディカー・シリーズ第7戦デトロイトのRace2。今期ワーストとなる21番手からスタートした佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)。今週末はマシンセッティングが今ひとつ噛み合わず、前日のRace1でもガス欠で大きく後退と流れが悪くなっていた。それでも、諦めずに最後まで走行。後半スティントではレッドタイヤのテストも行うなど、今回のRace2に向けて準備を進めてきた。
スタートから順調に順位を上げ、またフルコースコーション時のピット作業も上手くこなし、トップ10圏内まで浮上していた。しかし24周目にトリスタン・ボーティエと接触し、そのままコース脇のバリアにヒット。今季初のリタイアを余儀なくされてしまった。
Hondaの公式サイトでコメントを発表した琢磨、さすがに今回は悔しさでいっぱいのようだ。
「ターン3で接触し、リタイアとなってしまいました。とても残念です。あそこはもう何度も2台が並んで走り抜けているコーナーです。ブレーキングで真横に並びかけていたわけですから、私がアウト側にいることを彼は知っていたはずです。そのような状況では1台分のスペースを相手に与えるようにとドライバーズミーティングで全員が確認をしていたのですが、アクシデントは起こってしまいました。起こってしまったことは仕方ありませんが、マシンが土曜日よりいいセッティングになっていただけに本当に残念な結果です」(Honda公式サイトより)
これでポイントランキング6位に後退してしまった琢磨。チャンピオン争いの事を考えても今週末は大きな痛手となってしまったが、シリーズはまだまだ前半戦。続く第8戦のテキサスで挽回するレースに期待したい。
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