2013年のIZODインディカー・シリーズ。今週末のデトロイト戦は土・日の2日間を利用して2レース開催となる。午後のRace1決勝を前に明日(2日)行われるRace2のグリッドを決める予選が行われた。
通常のノックダウン方式とは異なり、今回は2グループに分けてそれぞれ12分一本勝負の予選。それぞれのグループで順位がつけられ、その中でも全体で最速タイムを叩き出したドライバーがポールポジション。そのドライバーが属するグループが奇数列(1,3,5,7,9,11…番手)、もう一方が偶数列(2,4,6,8,10…番手)に並ぶ形式だ。
昨日とは打って変わり、セッション開始時からドライコンディションになったベル・アイル・レースウェイ。まずは2012年王者のライアン・ハンターレイや現在ポイントリーダーのマルコ・アンドレッティらが属するグループ1から12分の予選がスタートした。ここで速さを見せたのがジェームス・ジェイクス。1分18秒1704を叩き出しトップに浮上した。しかし、昨日同様にコース上でアクシデントを引き起こすマシンが続出。まずは2位タイムを記録していたハンターレイがターン3でストップすると、残り3分付近でアレックス・タグリアーニがターン4でストップ。これで赤旗が提示され、そのままセッションは終了。ジェイクスがポールポジションの獲得権を得て残るグループの結果を待った。
続くグループ2では日本期待の佐藤琢磨が登場。昨日はレッド(ソフト)タイヤでタイムアタック中に赤旗が出るという不運に見舞われたが、今回も昨日同様に12分間のうち前半をブラック(ハード)タイヤで走行、すぐにレッドに履き替えてタイムアタックに挑んだ。上手くトラフィックを避けてクリアな状態でアタックが出来たものの、思うようにタイムが上がらずチェッカーフラッグ。1分20秒1557でグループ11位(12台中)と低迷する結果に終わった。トップはマイク・コンウェイで1分18秒0977。グループ1のジェイクスを上回りポールポジションを獲得。これによりグループ2が奇数列となり、琢磨は今季の21番手から明日のRace2決勝を迎えることになってしまった。
なお、Race1は日本時間で日付が変わった2日午前4時50分にスタートの予定。こちらでは8番手スタートの琢磨だが、それを前に悪い流れを作ってしまった。さらに、この後雨が降るという予報も現地では流れており、波乱のRace1決勝になりそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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