2013年WEC第2戦スパ6時間。LM GTE Proクラスで2戦連続の表彰台を獲得した小林可夢偉(#71 AFコルセ)が、自身の公式サイトで動画メッセージを公開。今回のレースについて振り返った。
前回は追いつけなかった#98 アストンマーティン・レーシング(ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ/ボブ・ベル)を序盤から追い抜き、レース中盤はトップを快走する場面もみられた。しかし同じチームの#51 AFコルセ(ジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニ)から少しずつ遅れをとり、最後は98号車にも逆転されてしまう。可夢偉は残り1時間のところでトニ・バイランダーからバトンを受け取り最後のスティントへ。最終ラップまで猛追し1秒後方まで追い詰めるが、あと一歩及ばず3位でチェッカーとなった。
今回のレースについて可夢偉は「思ったよりもペースが上がらなかった。クルマのセッティンも、タイヤのチョイスも上手く行かなかったかという感じがします。その中でも3位という結果は悪くないと思います。今日はずっとトップを走っていて最後に3位という終わり方で、2戦連続表彰台ですが満足という感じではないです。」と本人も今日のレースは納得がいっていない様子。ただ、開幕戦シルバーストンでは大きく差をつけられたアストンマーティン勢と互角のレースが出来たという点では、大きな収穫であったことは間違いない。
次回は伝統のル・マン24時間耐久レース。今回の4倍ものレース距離を走ることになるため、ドライバー・マシン・チームなど総合力が試される1戦になるが、確実に進歩している71号車のAFコルセ。次回もクラス初優勝に期待がかかる。
『記事:吉田 知弘』
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