今年も7月25〜28日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される2013 コカ・コーラゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース第36回大会に、元世界GPライダーのケビン・シュワンツ氏が現役に復帰し、21年ぶりに参戦することが発表された。
チームはJSB1000にも参戦しているTeamKAGAYAMA。エースの加賀山就臣と8耐最年少優勝記録を持つ芳賀紀行のコンビがすでに決定しているが、ここにシュワンツが加わって、まさに“ドリームチーム”が誕生することになった。
[鈴鹿50周年ファン感謝デー(2012年3月)のトークショーで共演したシュワンツと加賀山]
1993年にWGPチャンピオンに輝いたシュワンツは、その前年(1992年)に鈴鹿8耐に出場。2位表彰台を獲得している。昨年、鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デーに来場した際に「僕が現役の時も、鈴鹿サーキットはライダーの安全やファンのことを考えて毎年のように進化していて、とても好きなサーキットだ。鈴鹿8耐も何度か参戦して、表彰台にも上がったことがある。でも、優勝がない。これがとても残念な事実だ。最高のマシンと、速くてタフな2人のライダー、そしてそのライダーが鈴鹿サーキットを熟知していれば、僕が8耐に出て勝つチャンスは十分にある。」とコメントしていたが、そのチャンスが実に21年ぶりに訪れることになった。
[1992年の8耐でのシュワンツの走り(©MOBILITYLAND)]
実際のレースからは遠ざかっている48歳のシュワンツ。現在はアメリカでライディングスクールを主催しており、日常的にバイクに乗っているから感覚的には問題ないとのこと。
「今からあの酷暑の『真夏の祭典』が楽しみで仕方ないね。ずっと言い続けているけど、僕は鈴鹿8耐ではまだ優勝経験がない。どうしても優勝して、僕のレース・キャリアの1ページに残したい。」と優勝を狙っている様子。
当時シュワンツを応援していたファンにとっては、今年の8耐は見逃せない1戦になりそうだ。
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