SUPER GT第2戦FUJI GT500kmRACEの公式予選が14時00分からスタートした。今回も2ラウンド・ノックアウト方式が採用されており、GT500は15台中、上位8台がQ2に進出できる。
まずは15分間で争われたQ1。タイヤ温存のため最初の5分はほぼ全車がピットで待機。残り10分を切ったところで一気にコースインを始めたが、いざタイムアタックを行おうというところでKeeper TOM’S SC430のアンドレア・カルダレッリがマシントラブルでストップ。赤旗中断となり、残り5分の一発勝負に。ここで速さを見せたのが、開幕戦で好結果を残せなかったレクサス勢。DENSO KOBELCO SC430の脇阪寿一が1分31秒977でトップに立つとPETRONAS TOM’S SC430のジェームス・ロシターも1分32秒015と続きレクサスSC430がワン・ツー。ZENT CERUMO SC430も平手晃平が4位に食い込むなど、4台のSC430がQ2に進出した。その一方で苦戦したのがホンダ勢。開幕戦で優勝を飾ったRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)をはじめ5台中4台がQ1敗退。唯一ミシュランタイヤを履くウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)がQ2進出を果たした。
続く12分間のQ2。ここでも絶好のタイミングで勝負に出ようと各車2分ほどピットで待機。1号車MOLAの関口を皮切りに続々とコースインし、この日一番盛り上がるタイムアタック合戦が始まった。ここでもレクサス勢が好調、その中で抜群の速さを見せたのがPETRONAS TOM’S SC430の中嶋一貴だった。1分31秒128でトップタイムを叩き出すと、残り時間ギリギリのところで再度アタック。自らのタイムを更新する1分31秒040でSUPER GT(GT500クラス)初のポールポジションを獲得。トムス陣営としてはなんと2004年以来、SUPER GTに変わってからでは初めてのポールポジションを獲得した。
2位にはDENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)が入り、レクサス勢がワン・ツーを独占。さらに4位ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)、5位にENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資)と、午前中の公式練習から含めてまさにレクサスの独壇場となる一日となった。
3位にはチャンピオンコンビのMOTUL NISMO GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が入り、開幕戦で勝てなかった雪辱を晴らすべく、明日の決勝に挑む。注目の決勝レースは29日(月)14時00分から110周で争われる。
『記事:吉田 知弘』
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