今年は残念ながらF1のレギュラーシートを獲得できなかった小林可夢偉だが、今シーズンの参戦がついに決定した。11日、WECのGTE Proクラスに参戦するAFコルセに可夢偉が加入すること正式決定したことを自身の公式サイトで発表した。
AFコルセはフェラーリのGT車両でWECを戦うイタリアのレーシングチーム。マシンもフェラーリレッドをベースにしたイタリアンカラーで、フェラーリのワークスチームである「スクーデリア・フェラーリ」との一員。そのメンバーに日本を含めアジア人として始めて可夢偉がドライバー契約を結んだ。
可夢偉は自身の公式サイトでコメントを発表している。
「今日こうして新しい立場を発表できることがうれしいです。フェラーリファミリーに迎え入れて頂いたことを大変光栄に思います。GTマシンを使った耐久レースに参戦するのは初めてになります。AFコルセと仕事をするのをすごく楽しみにしていますし、チームメイトと一緒にチャンピオンを狙うことができると思います。これから始まる僕のキャリアの新しいチャプターに全力を尽くしますし、ファンのみなさまからの応援をよろしくお願いいたします。このチャンスを下さったスクーデリア・フェラーリに感謝すると同時に。最後になりますが、今日この日、震災から2年を迎えた日本のすべてのみなさまのために今シーズンの新しい挑戦を捧げたいと思います」(小林可夢偉公式Webサイトより
今季のWEC(世界選手権)は4月12〜14日に開催される第1戦(イギリス・シルバーストン)で開幕を迎え、6月には伝統のル・マン24時間耐久レースもシリーズに入っている他、10月18〜20日に富士スピードウェイで行われる日本ラウンド「6Hours of FUJI」にも参戦予定。残念ながら、舞台はF1ではないものの、2014年の同シリーズ復帰を目指してWECでの活躍に期待したい。
『記事:吉田 知弘』
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