【F1】フォースインディアの2人目はスーティルに。今季F1参戦ドライバー22名が決定

Pirelli
[Photo:Pirelli]

フォースインディアは28日、いまだに空白だったセカンドドライバーを発表。エイドリアン・スーティルを起用することに正式決定した。

ニコ・ヒュルケンベルグの離脱以降、様々なドライバーが候補として浮上したフォースインディアのシート。一時は小林可夢偉が移籍するのではないかという噂も流れたが、年が明けてプレシーズンテストがスタートすると、F1のテストドライバーとして経験を積んでいる若手のジュール・ビアンキと、元フォースインディアドライバーのエイドリアン・スーティルの2人に絞られた。2人は2月19〜22日に行われたバルセロナ合同テストに参加。タイムリザルトではビアンキが速さを見せていたが、念願のレギュラーシート獲得はならなかった。

2006年に全日本F3を制したスーティルは、2007年に同チームの前身であるスパイカーからF1デビュー。その年の日本GPで初入賞を果たすなど好成績を収め、注目を集めた。しかし、2011年にロータス・ルノーGPの運営に携わっていたジェニイ・キャピタルのエリック・ラックスCEOに障害を負わせ、刑事告訴を受けてしまう。これにより、フォースインディアのシートを失うことになってしまったが、約1年のブランクを経てF1の世界に帰ってくることになる。

これで2013年のレギュラードライバー22名が決定。いよいよ3月15日(金)にオーストラリア・メルボルンで今シーズンのF1が開幕する。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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