まだまだ残暑が厳しい9月8日。静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT第6戦が開幕した。
5月のゴールデンウィークの第2戦以来、今年2回目の富士ラウンド。首都圏方一番近いサーキットで国内最高峰の人気を誇るSUPER GTが開催されるとあって、早朝に行われたオープンピットから多くの熱心なファンがサーキットに駆けつけた。
前回ポッカ1000kmでは苦戦したGT500クラスのホンダHSV勢。今回は事前テストでも登場していたフェンダーミラーをウイダーHSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム)が採用。一般のファンの前に登場するのが初めてとあって、写真撮影をするなど人気を集めていた。
今シーズン全8戦で争われるSUPER GT。後半戦の富士ラウンドでは成績に応じて課されるウェイトハンデが一番大きくなるレース。現在GT500首位のZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)、GT300首位のtriple a vantage GT3(吉本大樹/星野一樹)ともに94kgのハンデを背負っての1戦となる。
このレースはポイントを多く持っていてウェイトハンデが大きいチームにとっては「いかにポイントの取りこぼしを少なくするか?」に重点を置き、ポイントが少ないチームは軽いウェイトを生かして「多くのポイントを稼いでチャンピオン争いに生き残る」レースになるだろう。
また、第5戦ポッカ1000kmで大クラッシュを喫したGREEN TEC&LEON SLSも、マシンを修復して登場。当時ステアリングを握っていた黒澤治樹が大事をとって欠場。代役として土屋武士がドライブすることになった。前回の鈴鹿では途中まで燃費をセーブした走行で上位進出を狙った。クラッシュ直前までは予想以上の燃費を発揮していただけに、今回富士でもダークホース的な存在になるかもしれない。
今日はこの後9時40分〜11時40分まで公式練習が行われ14時00分からノックアウト方式で公式予選が行われる。
『記事:吉田 知弘』
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