【FormulaNippon】新名称が決定、2013年から「全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ」に

今シーズンの第5戦が行われた5日(日)、ツインリンクもてぎで来季からフォーミュラ・ニッポンに変わって採用されるシリーズの新名称が発表された。

発表会見にはJRP(株式会社日本レースプロモーション)の白井裕社長と、ドライバーを代表して松田次生選手(TEAM IMPUL)が出席した。

新シリーズ名称を発表した白井社長は「日本モータースポーツの伝統を継承しつつ、さらなる飛躍とアジアを中心とした国外への展開、グローバル化を目指していきたい。」とコメント。
新名称を聞いて松田選手は「今までフォーミュラ・ニッポンは日本最高峰のレースで、非常にチャレンジングなシリーズでした。来年からスーパーフォーミュラになりますが、今まで以上に激しい争いが待っているでしょうし、良いレースをしていきたいと思っています。是非メディアの皆様にもご協力いただき、方でどうでも取り上げていただきたいです。」と、新しく生まれ変わるスーパーフォーミュラに期待していた。

応募総数3500通余り、925種類の新名称案の中から選ばれたスーパーフォーミュラ。英語表記はJapanese Championship Super Formula。略称はSF(エスエフ)となる。


『左:白井社長、右:松田選手』

今後アジアへの展開も進んでいく予定もあり、ここ最近は“グローバル化”ということを常に口にしてきた白井社長、「アジアという名称を意識しなかったわけではないが、地域を限定したくはなかった。ヨーロッパを発祥とする“F1”、北米を発祥とする“インディカー”、そしてアジアを発祥とする“スーパーフォーミュラ”となれるような展開をしていきたい。」と、今回のシリーズ名称発表を通して、今後アジアを中心としたシリーズへと進化させていくことを明言した。

スーパーフォーミュラの新ロゴマークは最終戦鈴鹿(11月3・4日)に発表予定。また採用された名称は19名の応募があった。選考規定に基づき抽選が行われ、愛知県在住の男性に賞典である2013年シリーズパドックパス(ペア)とHonda CR-ZかTOYOTA 86のいずれか1台が贈呈される。商品授与式は富士スプリントカップ(11月16〜18日)で行われる。

『記事:吉田 知弘』

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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