11:30にルマン式でスタートした伝統の鈴鹿8時間耐久レース、ホールショットを決めたのは3番手からスタートしたヨシムラスズキレーシングチームのJ・ウォーターズ。続いてMuSASHi RT ハルク・プロ 清成龍一、MONSTER ENERGY YAMAHA-YART 中須賀克行、F.C.C. TSR Honda J・レイと続く。
8耐初出場となるヨシムラ J・ウォーターズは、7周目にハルク・プロ 清成龍一に抜かれ2番手に。その後、YAMAHA-YART 中須賀克行と順位を入れ替えながら激しいバトルが繰り広げられた。
18周目にトップを走るYAMAHA-YART 中須賀克行が130Rで転倒。マシンを押してピットまで戻り修復、トップに遅れること30周差でコースに復帰した。しかし、マシンの修復が完全ではなく最終的に48周でリタイアとなった。
秋吉に交代したF.C.C. TSRは、3番手でコースに復帰。その後、ヨシムラ L・キャミア、ハルク・プロ 青山を抜き去りトップにたった。
F.C.C. TSR 秋吉はトップのままJ・レイにライダー交代。順調に走行を重ね再度秋吉と交代する直前、ピットロード手前でガス欠によりスローダウン。ここで24秒差のあったハルク・プロが再びトップに踊り出る。
137周目、2位を走行中のハルク・プロは清成に交代した直後、デグナーで激しく転倒。コース上に漏れたガソリンとマシンが激しく炎上しセーフティーカーが導入された。残り3時間のところで事実上同一周回のマシンはなくなった。
レース終盤、TOHO Racing with MORIWAKI 高橋裕紀は、燃費の問題を抱えていたチームの決断により85年のガードナー以来となる2スティントを走りきり2位でチェッカーをうけた。
残り20分を切った時点で、エヴァRT初号機トリックスター 出口修が前を走るYAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE D・チェカを交わし3位へ浮上。ライトオンのサインが出された後もテールトゥノーズの激しいバトルを展開した。チェッカーまで残り3分を切った時、トリックスター 出口のマシンから白煙があがりマシンを止め、2人のライダーで8時間を走りきったYAMAHA FRANCEが、3位でチェッカーを受けた。
トップでチェッカーを受けたのは、2年連続となる3回目の8耐を制した、F.C.C. TSR Honda(J・レイ/秋吉耕佑/岡田忠之組)となった。
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