国内モータースポーツ「夏の風物詩」と言える2輪レース『“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第35回大会』が開幕した。
大会2日目となる27日(金)は、トップ10トライアル進出をかけた公式予選が行われ、この日も真夏日となった鈴鹿サーキット、路面温度50℃を超える難しいコンディションの中、各ライダーが舞台となる鈴鹿サーキットを攻めた。
前日のフリー走行に引き続きTSR(F.C.C. TSR Honda:J・レイ/秋吉耕佑/岡田忠之組)が好調で、予選2回目の第2ライダー終了時点で2分8秒169でトップに立つ。このまま翌日の予選トップ通過が決まるかと思われたが、第3ライダーのアタックでヨシムラ・スズキ(ヨシムラスズキレーシングチーム:L・キャミア/青木宣篤/J・ウォーターズ組)のジョシュ・ウォーターズが素晴らしいアタックを披露。2分7秒704でTSRを逆転し、見事予選トップタイムを記録した。
しかし2番手に甘んじたTSRだったが、今回も好調な走りを見せているエース秋吉耕佑は「今日はアタックせずに流しました」とコメント。トップ10トライアルでの走りが楽しみだ。3位以下も優勝候補がズラリと顔を揃え、モンスター・エナジー・ヤマハ(MONSTER ENERGY YAMAHA-YART:中須賀克行/T・ヒル/芳賀紀行組)、スズキ耐久チーム(SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM:V・フィリップ/A・デルホール/加賀山就臣組)、ハルク・プロ(MuSASHi RT ハルク・プロ:清成龍一/青山博一/高橋巧組)がトップ10トライアルに進出。間違いなく0.001秒単位でのタイムアタック合戦になるだろう。
また、気温35℃と猛暑日となった鈴鹿サーキットだったが、金曜日から多くの8耐ファンが来場。夏休みということもあり、お子様連れのファミリーの姿が多く見られ、ピットウォークも盛況だった。
大会3日目となる28日(土)は、予選で勝ち上がった上位10チームによる「トップ10トライアル」でポールポジションが決められる。
【トップ10トライアル進出チーム(公式予選順位順)】
ヨシムラスズキレーシングチーム(L・キャミア/青木宣篤/J・ウォーターズ組)
F.C.C. TSR Honda(J・レイ/秋吉耕佑/岡田忠之組)
MONSTER ENERGY YAMAHA-YART(中須賀克行/T・ヒル/芳賀紀行組)
SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM(V・フィリップ/A・デルホール/加賀山就臣組)
MuSASHi RT ハルク・プロ(清成龍一/青山博一/高橋巧組)
エヴァRT初号機トリックスター(芹沢太麻樹/出口修/井筒仁康組)
テルル&イー・モバイル★Kohara RT(辻村猛/野田弘樹/渡辺一馬組)
Honda DREAM RT 桜井ホンダ(J・スタファー/W・マックスウェル組)
TOHO Racing with MORIWAKI(山口辰也/高橋裕紀/手島雄介組)
Honda Team Asia(亀谷長純/A・カマルザマン/玉田誠組)
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