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【FormulaNippon】第3戦オートポリス:プレビュー
- 2012/5/26
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今週末はF1モナコGP、インディ500など伝統的なレースが開催されるモータースポーツ界。国内でもフォーミュラ・ニッポン第3戦が九州・大分県にあるオートポリスで開催され、レースファンにとっては忙しい週末になりそうだ。
第3戦の舞台は大分県のオートポリスインターナショナルサーキット。これまで鈴鹿、もてぎとは異なりアップダウンの激しいテクニカルタイプの1周4.674kmのコースだ。27日(日)の決勝レースは54周で争われる。
【今回も0.001秒単位での争いが予想される公式予選、ほぼ全員にPPのチャンスあり!】
今回のオートポリス戦は第1戦(鈴鹿)同様に、26日(土)の公式予選は「ノックアウト方式」で決勝のグリッドが決められる。
『第3戦オートポリス:ノックアウト予選詳細』
<Q1(20分)>
全車出走し、ベストタイムの下位4台(14位~17位)がノックアウト、グリッドが決定
<Q2(7分)>
Q1で勝ち残った13台が出走、下位5台(9位~13位がノックアウト、グリッドが決定
<Q3(7分)>
Q2で勝ち残った8台が出走し、ポールポジション(1位)~8位までのグリッドが決定
ここ2戦とも、予選では0.001秒で順位が変わる僅差での争いとなっており、ここオートポリスでも少しのミスが命取りになる可能性があるとともに、どのドライバーにもポールポジションを勝ち取るチャンスがある。第3戦も土曜日の公式予選から目が離せない。
【トムス2連勝で迎える第3戦、レース戦略でトップに迫るデ・オリベイラにも期待】
注目の決勝レース、やはり本命となりそうなのは開幕2連勝中のPETRONAS TEAM TOM’Sだ。開幕戦鈴鹿では見事な逆転劇で中嶋一貴が先勝、第2戦もてぎでは2011王者のアンドレ・ロッテラーが予選から他を圧倒する速さをみせポール・トゥ・ウィン、一貴も3位表彰台を獲得。これによりドライバーズランキングでは1位一貴(16ポイント)、2位ロッテラー(15ポイント)、チームランキングでもトムスが堂々の首位を独走している。
予選から他を圧倒する速さと決勝でのミスのない状況判断、レース戦略やピット作業で第3戦オートポリスでも優勝候補の筆頭と言っても間違いないが、その好調トムス勢に迫る走りを見せているのが2010年王者のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)だ。第2戦もてぎでは、燃費を重視した戦略で、先行していたトムス2台をピットストップで逆転してみせた。しかし十分なアドバンテージがなく、すぐにロッテラーにトップを奪われてしまったが、間違いなくトムス勢の牙城を崩したレースだった。
開幕戦から燃費を重視したレース戦略にこだわり続けてきたTEAM IMPULとデ・オリベイラ。今回のオートポリス戦ではどんな結果が生まれるのか?コース上での追い抜きバトルではない「目に見えない攻防戦」にも注目したい。
そして、第3戦で最大の伏兵となりそうなのが、2年ぶりに復帰を果たしたロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)だ。前回もてぎではブレーキトラブルに苦しめられ、決勝レースではポイントを獲得できなかったが、フリー走行や予選では上位陣を上回るタイムを記録するなど、2009年王者としての強さを取り戻しつつある様子。このオートポリスに向けても「マシンは徐々に良くなってきているし、それはタイムで証明されている。ノーミス・ノートラブルで週末を過ごせれば、表彰台も狙える」と、もてぎでのレース終了後に前向きなコメントを残していた。復帰3戦目となるデュバルの走りも目が離せない。
FN史上最も激戦と言われている今年、そのシリーズチャンピオン争いを占う意味でも、重要となる第3戦オートポリスは26日(土)に予選、27日(日)に決勝が行われる。
『記事:吉田 知弘』
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